百姓通信

自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!

そろそろトマトも赤くなる?!

2006-06-03 21:53:20 | 農業
先日、鍛冶屋サン(鉄骨加工業と言った方が良いのかも?本人曰く、「板金業や製罐屋とは違う」らしい)と話す機会に恵まれた。鍛冶屋サン曰く、『私達の業界も、如何に技術を残すかが課題だ。ある意味で資金を投下して機械化が進んでしまうと誰でも出来るようになってしまう、誰もが簡単に出来るモノは他国にも簡単にまね出来てしまい、国産である必要がなくなってしまう。結局機械化による合理化、効率化、マニュアル化は自らの値打ち(単価)を下げるだけだった。図面だけでは伝わらない内容を把握し、現場でしっかり現場にあった鉄骨の加工が出来る、細かい施主さんのニュアンスを丁寧にカタチに換える等々、それらが鍛冶屋にとって最も必要な技術であり、これからも尊ばれる仕事内容になると思う。』
なんだか、農業も同じ・・・
大規模化が政策的に進められているが、誰もが可能な大規模化は必然的に作物の質を落とし、海外での栽培を容易にする。国産の価値は何で、手間をかけない農作物が日本の食文化にもたらす影響は・・。もう一度、国策としての農業をどう捉えるか、自給率をどうしたいのか等々みんなでしっかり考え、方向性を見据えてしっかり行動を起こさなければ!!農業は誰もが何らかのカタチで携れるものなのだから。
※昨日の大玉トマトのハウスの様子です。そろそろ赤くなり始める頃です。今年のトマトは播種を少しずらしたことと、天候不順とが重なって昨年より1ヵ月ほど遅い収穫となります。今年も美味しいトマトが収穫出来ますように。