百姓通信

自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!

食と農、農と環境!!

2006-10-01 22:37:56 | 料理
昨日の枝豆刈りでは、管理栄養士の山村史子さんをお招きし、『食と農、農と環境』についてのご講演を頂いた。美味しものを美味しく頂く、その為には、心を込めて料理をつくる!その料理は、食卓に必ず家族の微笑みを生む!?というお話は、結構、百姓の仕事に似ていると思って聴かさせていただいた。というのは、やはりひとつひとつ丁寧に心を込めて育てることが大切で、心を込めると、元気に育つし、美味しくなる。心が抜けると食べ物ではなく、それは簡単に《 餌》になる!それは料理全般に言えることで、料理を盛り付けるお皿から料理の後片付けにいたるまで、しっかり心を込めておこなうことが“食する”ということになり、そこには感謝・信頼・愛情が常に大切なのだということなのだろう。農産物も同様で、人に食して頂くために栽培をさせて頂く、単なる商品づくりではないということ、そこには生命が宿っていること、また、食して頂く方もみんな大切な生命だということ。そういうことを常に考えていれば、環境に対しても当然やさしくなるし、無駄なこと無茶なことをしなくてすむのではないかと、原点に帰ったような気がした講演の内容だった。お昼過ぎにわざわざ丹波のほうから駆けつけて下さった《ハッピー農園》の堀さんとも、同じようなお話が出来、大変有意義な“枝豆刈り”となった。皆さん、本当にありがとうございました。