ソニーの業積が悪化しているという・・・取り立てて『農業』とは別になんの関係もないのだが・・業績悪化の原因はノート型PCのリチウムイオン電池の不具合が上げられているが、更に内容を読み進めてみるとなんと、ソニーは今流行りのipodより2年も早く同じ概念の製品を発売していたという・・・その名も“メモリースティックウォークマン(1999年末)”!!、現在の携帯音楽プレーヤーの国内シェアはウォークマンの18%に対してipodは51%!!と圧倒している。なぜ、こんなことになってしまったのか??発売当時は世間ではMDが圧倒的に強く、ソニー内部でもMD部門に遠慮しがちだったという、所謂セクショナリズムが強く、ソニー内部でも縦割りがあり風通しが悪かったのでだろう(音楽部門を持っているので配信サービスに対して後ろ向きであったのかもしれないが)・・。自転車に乗って坂道を登るロボットの開発で話題になっているロボットを製作した京都の村田製作所(半導体の会社だが)でも、同じような話を聞いたことがある。セクションが違うとIDカードをかざしても別部門のビルには入れないという、・・・おそらく情報の漏洩等危機管理によるものだと思うが、部門を越えた風を通すことが新たな研究開発をよび、新製品の開発に繋がるとはなかなか思えないのか、もっと自由に快活に仕事が進められればもっと楽しい新市場開拓が出来るのではないかと思うのだが。農業の世界も同じで、作物学、栄養学、環境学、経済学のみならず、微生物学、量子力学、イオン工学、生物工学、流体力学等々がもっともっとクロスオーバーして、新しい農業の提案は出来ないものか!!決して百点満点の答案はなかなかないにしても、百点満点に近い数字を取ってみたいものだ。
『二酸化炭素が売買??』これは環境視点から温室効果ガス国内排出取引制度における排出二酸化炭素総量の企業間取引きが国内で初めてなされたというニュースだが、二酸化炭素というと農業視点では土壌-植物-大気の連続系(SPAC: Soil-Plant-Atmosphere-continuum)が、まず思い浮かぶ。二酸化炭素、水、窒素などの物質は小動物や微生物を介して循環しており,その環境の中で作物は気象の影響を受けながら生長する.その仕組みを学ぶ生物環境学は,環境への負荷を最小限にする農業生産の方法を考えるための基礎学と言える。大豆、小麦、水稲という作付け体系は,環境への負荷とエネルギー投資を最小限にするため人間が長い年月をかけて築いてきた知恵の結集であり、二酸化炭素と光合成、酸素とその成長のバランスは今後の地球規模の環境保全を考える上で大きなヒントになるであろうし、
21世紀の地球環境を守り,食糧を確保するためには,まずは土壌、植物、そして大気の仕組みとそのバランスを理解することから始めてみてはどうかと思う。
21世紀の地球環境を守り,食糧を確保するためには,まずは土壌、植物、そして大気の仕組みとそのバランスを理解することから始めてみてはどうかと思う。