百姓通信

自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!

「農+」について その2

2011-10-11 23:38:57 | Weblog
「農は心を癒す」「自然に触れ合うことで元気になる」とよく言われる。
しかしながらそれを事業にするとなると栽培する品種や量等、栽培計画が重要になってくる。
栽培するのが好きな人、調理や加工するのが好きな人、お客様に直接販売したり、食の提案をしたりするのが好きな人、農は“力仕事”から“細かく繊細な仕事”まで多岐にわたる中、各々にとって生き生きと楽しく働ける仕事がその中には必ず見つかるはずだ。
但し、工場生産のように決まった量を決まった時に生産(生産という表現は好ましくないが)することは難しく、工場のようにどこでも同じ条件で生産出来るわけではない。農は良い意味でも悪い意味でも地域密着型であり、その土地から、その環境から逃れることは出来ない。我々はその点に留意しながら、地域密着のよさ、その土地その土地の特徴を充分に活かした「農+」を見い出すべきだ。

「農+」について

2011-10-10 21:43:38 | Weblog
「農業を“暇つぶし”にやりたい!」と言われると、話もしたくなくなるが、「都会の定年後の高齢者があまり束縛されず、自由に、かつ生き生きと楽しく出来る仕事はないか?」といわれると農業の中にそういうスタイルが可能なモノもあるような気はする。
「農」は日々の積み重ねで、自然との調和であり、なかなか思い通りにはいかない。そしてそこに「+業」となると尚更だ。出来る限り人の管理監督下におきたくなる、しかしある程度は可能でも期待値があるほど難しい。ただ“栽培+加工+販売”を「農+業」と考えるなら、何か解答があるかもしれない。

寒露

2011-10-09 21:06:05 | Weblog
今日は寒露!
そして今日は今年最終の稲刈り日!
今年最終の稲刈りは、久しぶりの壮大な人海戦術となり、人力による稲刈りとなった。
総勢60名参加による50a(5反)の稲刈りは、なかなかなかなかエネルギッシュな圃場風景に!!
天候にも恵まれ、みなさんの輝く汗にも感謝です!!

近江牛

2011-10-08 21:26:07 | Weblog
牛さん達も暑さが落ち着き、涼しくなると食欲が増すようだ。
昨年からこの牛さん達にも『酵素オカラ』を食べていただいている。
国産飼料の比率を上げ、少し肉質を変えるのが目的だ。
しかしなんとも今年は、牛さん達にとっては受難の年となった。
春には原発事故にともなう風評被害、そして自粛ムードの中、生食による食中毒問題の発生、次には汚染稲ワラの問題、挙句の果てに安愚楽牧場の経営破綻・・・。
牛さん達は何も悪くないのに、・・・。

努力するのに成果があがらない・・・!

2011-10-07 21:24:53 | Weblog
なぜか?
・労力・時間・知識・人脈の4つの投資対象に対して
如何にDMWL(少ない労力と時間で大きな成果を得る)を
実現するかが鍵だという。
◆チェックリスト
 □DMWL(少ない労力と時間で大きな成果を得る)
 □朝、タスクの内容を紙に書く
 □頭の中を紙に書く
 □やりたくないこと、やらないことを明確にする
 □常に情報の提供をしている
 □本を1日一冊以上読む
 □脱いだ靴は揃える
 □今日出したものは今日中に片付ける
    (レバレッジ・シンキング 本田直之著より)

「貪欲であれ、愚かであれ」

2011-10-06 23:36:24 | Weblog
偉大な経営者スティーブ・ジョブズ氏が亡くなった。
享年56歳、なんとも残念。
2005年のスタンフォード大学の卒業式でのスピーチで語られた「Stay hungry.Stay foolish.」はあまりにも有名。
『決して諦めるなッ!オリジナルが君の強みだ!まだみつけていないのなら探し続けろ。』 胸に刻み歩みます。

デモ

2011-10-05 23:34:21 | Weblog
デモをするには、公安条例に基づき、警視庁、警察本部に連絡をするのが通例らしい。
デモなんだから、勝手にやるのがいいんじゃないの!?という意見もあるかもしれないが、やはり目的やコース、大まかな人数等を事前に明らかにし申請しておくのが大人の対応だろう。
2日前に、ニューヨークでは“ウォール街を占拠せよ”を合言葉に大きなデモが格差の是正等を求めてはじまり、アメリカ各地に波紋をよんでいるという。
最近有名なデモは『アラブの春』でSNSの影響が色濃い。
日本では919『さようなら原発』集会が都内で開催され、当日「私らには民主主義の集会や市民のデモしかない。しっかりやりましょう。」と呼びかけた大江健三郎さんの言葉が印象深い。

お米の美味しさ

2011-10-04 21:25:38 | Weblog
昨日は旭川で雪が舞い、今朝は全国的に初霜や初氷が観測された。いづれも観測史上一番目や二番目の早さで、先日までの暑さが嘘のように思える。
話は変わるが、美味しさをなんとかデジタル化、出来ないものか?と思う。
確かに、食味を測る装置はあるが
・甘い ・さっぱりしている
・味が良い  ・香りが良い
・粘りがある ・硬さ
等々の総合判断はやはり人の舌に依存したいところだか・・・。
化学的検査では
・整粒歩合 ・水分 ・アミロース
・たんぱく質・脂質 の測定値をベースに
食味値は換算するが、どれもそれ以上のモノでも、それ以下でもない。
デジタル化するならやはり様々な角度から分析でき、総合的に判断できるのが望ましい。でも、作者(栽培者)とその舞台(圃場)によって各々長所あり、短所あり、個性があるのが好ましい。

枝豆

2011-10-03 22:05:06 | Weblog
大豆は今、刈り取ると枝豆になる。本来は11月以降に枯れてから収穫する訳だが、大豆はその姿を変幻自在に変え、我々の食卓にお目見えする。
黒豆の枝豆で有名な「紫ずきん」は丹波黒(丹波の黒豆)の品種改良時にたまたま出来たものだという。収穫時期が遅い黒大豆を出来るだけ早くしようと長年研究されてきたが、どうしても最終的に煮るとシワが残ってしまい一度は黒豆としての研究はやむなく中止にされたようだが、大粒で濃厚、甘みもあり、早生で収穫出来る長所から枝豆専用に切り替えられたいう逸話がある。

変わらぬもの

2011-10-02 21:38:19 | Weblog
変える必要があるもの、変える必要がないもの、変わらぬもの、自然と変わるもの、時代と共に、流れと共に・・・。
変える必要があるもの・・・例えば、人口構成によって社会システム等、“仕組み”“枠組み”は変えていく必要がある。
変える必要がないもの・・・例えば、理念や信念等、“心”“真髄”は変える必要はない。
変わらぬもの・・・何万年も同じまま(少し変化しているのかもしれないが、我々には決して認識できないもの)のもの。
変わるもの・・・季節のよう移り変わるもの。
自然で考えると、窒素循環や炭素循環のように、いろいろカタチは変わり、くっついたり、離れたりするけれど、ぐるぐる廻り全体的には全く変わらない。ということは、ひとつヒトツの部分に拘っていると決して見えてこないものが、全体を俯瞰してみると永続的に循環している、何も変わらぬもの。