百姓通信

自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!

一本歯下駄 その9

2019-03-22 20:55:29 | Weblog
一本歯下駄を始めて2ヶ月と10日を数える
両足を平行に揃えるとなかなかじっと立っていることは難しいが
すこし足をずらすと30秒は立っていられるようになる
この歳になり日々何かができるようになることはなんとも嬉しい
昨夜、イチローが現役からの引退を表明した
「結果を残すために、人より頑張ったとは言えない。でも自分なりに頑張ってきたとは言える。」というインタビューを聞き、涙が出てきた
ありがとう、イチロー!お疲れ様‼︎

ワラビ

2019-03-21 21:20:48 | Weblog
季節、季節に折々のものを丁寧に頂く
そんな暮らしが良いのだろう

季節の変わり目はやはり体調を壊しやすく身体に負担がかかる
まずは灰汁や繊維質の強い山菜で冬の間に溜め込んだ毒気を身体から抜きとる
そして春の野菜の新芽を積極的に摂ることで生命のエネルギーを身体に取り込み
春の柔らかい野菜達を食することは、それらが身体をやさしくいたわってくれることになるそうだ

小豆

2019-03-21 06:48:43 | Weblog
お彼岸ということで「小豆」の話題
大豆はそのほとんどを輸入に頼っているが、「小豆」はというと、輸入に頼っているの3割程度、ほとんどを中国とカナダに委ねているが、特徴的なのは国産の栽培状況で輸入量を年2回判断している
需要はあるが、収量が不安定なため、輸入に頼ろうとする(昔は“あずき相場”といわれたものだ)。
内情は、需要がそれほど大きくなく(規模として)、大規模栽培に適さず、天候に左右されやすい作物で手間のかかる作物は農家は栽培を嫌がる。一方、加工現場では国産のニーズは高いが、やはり仕入れ価格が安定しないと扱いづらいため、輸入に頼ろうとするという構図になってしまっている。
今一度、国産の「小豆」をしっかり守っていく方策を練らないと、いつのまにか「小豆」文化は形骸化してしまうのではないかと残念な思いだ。

コムギのDNA

2019-03-19 21:13:18 | Weblog
昨年2018年コムギの全DNA配列が初めて明らかになった。コムギの全DNA配列の解明にはかなり時間がかかった。というのはコムギのDNAの全長は非常に長く約170億塩基で、イネの40倍、ヒトの5倍の長さだったことがその原因だ。
このDNAの中には遺伝子として機能しないDNAも含まれており、以前はそれらを「ゴミDNA」というのは言い方をしたが、最近の研究の中でこの「ゴミDNA」も役割を持っているのではないかといわれ始めている。
また、この格段に大きいコムギのゲノム構造は 意外にイネのそれに類似していることも最近明らかになってきた。コムギの染色体のあちらこちらにイネと同じDNA構造が、それもかなりの長さにわたって埋め込まれているという。
DNAをみつめると、彼等の歴史がその中には埋め込まれており、その進化の証がそこには秘められている。
そんな大切なものを、人間の勝手な思惑で書き換え(今回のゲノム編集は切り取りのようなものだと思うが)て良いものだろうか、もっと彼等は真剣に生きている。

ゲノム編集食品

2019-03-19 06:58:59 | Weblog
安全・・・誰が保証してくれるのか?
アメリカは現状、栽培は規制しないが、販売までは見送っている
欧州は現時点では遺伝子組み換えと同様と判断、慎重な議論を進めている
そんな中、全世界先駆けて、何故日本がこの分野に進出していく必要があるのか?
食に関して意識の低い国家では、生活者は自らが自らを守らなければならないということか!

black rain

2019-03-18 22:55:56 | Weblog
1989年公開の「black rain 」は松田優作の遺作である。彼が亡くなって今年で30年になる。
彼の息子、龍平、翔太は今や日本の演劇界にとってなくてはならない存在になりつつある。
最近発売された古澤利夫氏の「映画の力」(ビジネス社)には、「映画でもっと遊ぼうよ」と優作さんが古澤さんに声をかけたという逸話が載っている。彼がもう少し生きていれば、もっと日本の映画は変わったのかもしれない。
そんな「black rain」には内田裕也さんも出演していた。まだ50歳になられていない頃だ。
昨日、裕也さんが奥様(樹木希林)の後を追うようにお亡くなりになられたという。永遠のロッカーに、お悔やみを申し上げたい。
結局、あの映画に出演していた高倉健、若山富三郎、神山繁、島木譲二、安岡力也、みんなもうこの世にいない。(マイケル・ダグラスやアンディ・ガルシア、ケイト・キャンプショーはご健在)

彼岸の入り

2019-03-18 00:26:42 | Weblog
「暑さ寒さも彼岸まで」といわれるが
今年は明日(3月18日)が「彼岸の入り」
もう春はそこまでやってきている
今年は桜の開花も早そうだ
百姓は暖かくなると気持ちがどうしても「急く」
急いでも仕方がないことはわかっているのに、やはり「急く」
そんなものなのだろう
あまり慌てず、ひとつ一つ丁寧に仕事はこなしていきたいものだ
今年は秋をイメージしながら、ハルの作業をすることが、ひとつの大きなテーマだ
(何を言っているのか、よくわからないが・・・)

コールドプレス

2019-03-17 12:43:44 | Weblog
コールドプレス
低速回転のジューサー(スロージューサー)で野菜や果物に熱を加えず強い圧力ですりつぶして搾るジュースのことを「コールドプレスジュース」という
高速回転のジューサー方式だと材料に直接、熱が伝わり、空気に触れて酸化が進み、酵素や栄養素が失われるという
スロージューサーだと加わる熱も少なく、果物や野菜の酵素や栄養をたっぷりとることができ、可食部分を殆どジュースとして頂くことができるという特徴をもつ

超異分野学会

2019-03-16 15:30:46 | Weblog
「超異分野学会2019」に参加する
テーマは「100億人を養う地球の耕し方を考える」というもの
いろいろな意見が出るが、日本では何故人口が減っているのか?
そういう問題に早く解決策を持たないといけないのではないか?という議論に至る
人口は確かに2011年に世界は70億の人類を抱えた。1802年に10億人に達して、その後200年余りで7倍を記録、特に60億から70億になるのに13年間しか要していない。これからの世界の抱える問題として人口膨張にともなう“水と食糧”の奪い合いになるだろうという人も少なくない。一部の学者は400億の人類をまかなえるだけの土地はあると言ったりするが、その過程で日本にも食糧が入ってこなくなる可能性も高いと言われており、世界の農作物の高騰は確実に日本の食卓を侵食するだろう。
その危機感と少子化の問題を一緒に解決する術ないものだろうか?
そんなことを考えさせられた会だった。

ネガティヴシンキング

2019-03-15 16:13:33 | Weblog
ネガティヴシンク対ポジティブシンキング
頭の良い人ほど、ネガティヴシンキングだという。頭が良過ぎるから、先を考え過ぎるのだろう。
あまり考えていないのか、単なる楽天家なのか、ポジティブシンキングの方が、何かと上手くいくという。
しかし、両方を見る、両側から見る、いろいろな視点で (良いも悪いも)モノを見るということが、やはり正しく、そうありたいものだと思う。
最近、『脳』についての研究内容がいろいろな機会に紹介されているが、もっと『脳』について理解が進むと人間らしい生き方がわかってくるのかもしれない。