百姓通信

自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!

卵嚢

2019-03-14 21:36:25 | Weblog
カマキリの卵 「卵嚢」
毎年春になる前にハウスの中に入れるようにしている
だいたいひとつの「卵嚢」から200〜300程の孵化があると言われているが、その生存率は数%しかない。
自然界とはそういうもの、あらかじめリスクを踏まえ、たくさん生まれてくる。
人口減少をこの視点で考えてみると、生まれても死ぬリスクがなくなっているから、出産率の低下化を招いているとも言いかねない。
人類は山林から、草原に出て、リスクを伴うために二足歩行になったといわれているが、穀物を栽培することで一定の量の食糧の確保に成功し定住することになる。この定住によって動物にとって大切な“発情期”をなくしたといわれると、進化、進歩というよりも動物としての感覚をだんだん失ってきている事実にわれわれも眼を背けてはいけないのかもしれない。

エネルギー

2019-03-13 18:23:58 | Weblog
モノには確かにエネルギーがある。
所謂アインシュタインのE = mc2であらわされる特殊相対性理論によって明らかにされた質量との関係がエネルギーの根本的な考え方だと思うが、そのエネルギーには運動エネルギーとポテンシャルエネルギーがあり、通常は質量を持つモノが動くことによってエネルギーが発生する。他にはその場にいるだけでも古典力学的に重さを持っていることによって位置エネルギーとしてポテンシャルエネルギーを持っていることになる。
しかし「モノとモノをくっつけるとそれら自身のポテンシャルエネルギーは高まる」という人がいて、それは本当なのかどうか今の私にはまだ理解できない。

服部半蔵

2019-03-13 00:35:04 | Weblog
先日、縁あって四ツ谷の西念寺を訪れた
西念寺にはあの服部半蔵さんのお墓がある
服部半蔵は、あの徳川家康を守り通した伊賀の忍者の頭
この西念寺は、服部半蔵が家康の子、信康を供養するために創建したもので、自らもこの地に葬られている
縁あって訪れた四ツ谷は、四つの谷があったとか、四つのお茶屋さんがあったとか言われているが、なんともお寺の数が多く、近くの紅茶専門店のオーナーに訊くと「江戸城の外堀をつくる際に移転させられて集められてきた」という、なるほど。

共培養

2019-03-11 22:29:57 | Weblog
震災から丸8年、関東(特に東京)は復興五輪といい建築ラッシュが続いているが、実際の被災地では未だに仮設住宅に暮らす人が多いという。
酸素とグルコースを摂って暮らす動物の排出する二酸化炭素やアンモニアを取り込んで暮らす植物は確実に動物にとってはなくてはならない存在だが、動物が排出するのではなく動物が生成する二酸化炭素やアンモニアを用いて身体をつくっている植物にとっては動物はなくてはならない存在でもあることに気づくのは「共培養(2種類以上の異なる種類の細胞を一緒に培養するとき)」のお話を伺った時だった。
世の中は「循環」や「共生」によって成り立っている。
『誰かが誰かを支え、その誰かは誰かに支えられている』というのが世の中のはずなのに、震災等自然災害はあまりにも突然、あまりにも無作為に我々の目の前に現れ、我々の現在を凄まじい速度と力で奪い去る。
それは人類の奢りに対して自然の審判なのか、それにしてもそれはあまりにも不平等過ぎて、納得性に欠け、人類全体で捉えないことには残念過ぎる。

出町桝形商店街

2019-03-11 00:20:06 | Weblog
小さな商店街だが、何か活気がある
天井には鯖が泳いでいる
ここは 鯖街道の終点 「出町商店街」
レジ袋の削減には10数年前から積極的で「エコ商店街」として第8回京都環境賞奨励賞を受賞
一昨年『出町座』(ミニシアター)が、この地に新しくオープンした
なんとこの『出町座』の劇場の扉、上映機材、券売機、椅子は2017年に閉館したニュー八王子シネマから譲り受けたという
歴史があり、歴史が生まれ、歴史が漂う
これからの街の商店街のあり方のひとつの成功事例になって欲しい

あの坂

2019-03-10 14:38:58 | Weblog
あの映画「君の名は」で有名になった四谷の須賀神社のあの坂
下から見ていると何気ない坂なのだが、上から見るとなんとも不思議な風景の坂をになっている
というのは坂を下るとそこが谷になっていて、また緩やかに丘(地元の方の話だとして「土手)のようだが)へ上がっていく
その様はまさに永続する“時”の流れや交錯する“時”の流れを表しているような
なんとも不思議な雰囲気のある坂だ

米価の上昇

2019-03-09 17:39:33 | Weblog
「米価の下落」は百姓にとって残念なことだが、「米価の上昇」は生活者にとってはなんとも納得できない。
というのは最近「米価の上昇」が外食産業を直撃しているという。国の補助金政策のもと飼料米の生産促進の継続が業務用米の生産規模の縮小を促し業務用米の品薄を誘っているという。
政治的には生産面積が増えているため(18年に1%の増加があった)再び「需給調整」の必要があるという見方のようだが、どうもこちらは短絡的な発想のように思えてならない。
政府米が増えているというのもなんとも胡散臭い話だが、減反政策を廃止してもお米をたくさん栽培しようと思う農家が増えないことの方に問題はある。
百姓は美味しいお米を栽培して、国民が永続的で健康的な暮らしができることが最も望ましく、それが百姓と生活者が共に幸せになれる単純な構図だと思われるが、常にどこかに思惑が入り、永続性や健康性に問題を残していく、本当にこんな国で良いのだろうか?
もっと俯瞰したモノの見方、考え方ができないと取り返しのつかない時代を迎える、そんな気がする。

田野屋塩二郎

2019-03-08 22:19:19 | Weblog
高知の新鮮な海水のみを原料に作られる日本でも数少ない完全天日塩「塩二郎」。
完全天干塩とは一切火力を使わずに水分を飛ばすというもので、潮風と天日のみで仕上げるために膨大な手間と時間がかかる。しかしこのかけた時間の長さの分だけ、味わいが深くなる。
これはその天日塩を使い手作業で丁寧に炊き上げた塩キャラメルをラスク専用のシュー皮と合わせ、焼き上げられたものだという。
田野屋塩二郎さんの特徴は、何十種類の塩を作り分けることが出来るたいうことと、顧客のニーズによってお好みの塩が用意できるということのようだ。
自然に任せっきりにするのではなく、自然と対話し、自然に逆らわず、自然を充分に理解し、その自然の“チカラ”を十分に活かす、なんとも興味深い。

葛の根 その7

2019-03-07 20:55:25 | Weblog
まだ真っ白にはならない
でも何キロの根から、何グラム取れるのだろう
「葛粉」とは・・・。

葛粉には、簡単に片栗粉で代用することができない効用があるという

・血行を促進し、身体を温める
・血液を浄化する
・抗炎症
・発汗、解熱、鎮痛
・消化がよく、胃腸を整える

など、冬場の私たちの自然治癒力の向上に昔から欠かせなかったもののようだ

そんな「葛粉」も今やなかなか国産には巡り会えない
国産といっても、国内で精製しているだけで、原材料は輸入だったりしているようなのだ

夏場は、たくさんの葛が放置された山野を覆っている姿をよく目にする
これらの葛を冬場にしっかり刈り取って真冬の冷たい水で精製できれば
地産地消の「葛粉」にまた出会うことが出来そうだ

一本歯下駄 その8

2019-03-07 06:28:03 | Weblog
まだ両脚を平行にして
なかなか立ってはいられないが、
少し左右の脚を前後にずらすと
10秒程度なら静止したまま立っていられるようにまでなる
最近は両手にそれぞれ1kgのウェイトをつけて
屈伸をするようにしている
本当なら屈伸の途中で静止したいのだが、なかなかそこまではできない