五月晴れのGWに越後妻有方面の旅に出た。「越後妻有(つまり)」は十日町と津南地域の豪雪地帯で、
久しぶりの訪問である。この時期にしか出会えない、残雪に桜と新緑萌えるブナ林、水芭蕉の目覚めなどに期待し心もときめく。
往路、大町市の中綱湖に映える枝垂れ桜に立ち寄った。連日の夏日が続いたためか絢が過ぎていた。
白馬展望台から望む残雪のアルプスや水田に写る小梨などを巡り、戸隠の鏡池、森林公園の水芭蕉などを散策した。
翌朝は、越後松之山に入り、蒲生の棚田、新緑の美人林などを撮影。今年は4mほどの積雪で棚田には
まだ雪が多かったが、桜は速く4月下旬が見ごろだったという。
星峠の棚田など随所に広がる棚田は、自然の地形をうまく活用して築かれた日本の原風景で末永く保存されたい。
残雪の中に広がるブナ林の萌黄色に染まる姿は息をのむ美しさで、銀塩大判向きの光景でした。
何年ぶりかの訪問で、日本の原風景を十分楽しむことができ写友に感謝したい。