行く春 2011年04月14日 | 花 世に花を愛でない民族はなく、花道などの文化をもつ日本人の花へのまなざしは特別である。今年の桜前線が北上しているが、観桜で満たされるはずだったことを思うとせつない。近くの小川や池には落桜が舞いおりていた。人目につかない、束の間の春のように思えた。一方、長良川畔に行くと、カラシナが腰の背丈まで伸びていた。豊かな山が海を豊かにしているが、35年前の長良川大水害の苦い思いが交錯した。 < 水恐し 水の貴し 春に咲く >