西美濃には、伊吹山山麓に桜名所が多く、美濃の城下町・大垣の中心部を流れる水門川沿いに、水面を覆い尽くさんばかりに桜が咲き誇っていた。
大垣は、芭蕉の「奥の細道むすびの地」で、期間中舟下りのイベントがある。頭上の桜と川面にたゆたう桜が眼前に大きく広がる。
特に、かって舟が行き交った名残りの「住吉燈台」付近には、見事な巨樹が咲き誇っていた。
大垣城付近の枝垂れ桜の色彩美に今年も出会うことができた。
この週末は、芭蕉祭で賑わうと予想されるが、花に嵐のたとえもあるように「花散らし」が心配である。
★さまざまなこと思い出す桜かな 芭蕉