台風が接近する中、涼を求めて伊吹山を散策した。岐阜・滋賀県境の伊吹山(1377m)は、高山植物が咲き乱れるお花畑と琵琶湖が一望できる山頂の景観が楽しめることから、特に夏は多くの人が訪れる。
山麓は時折陽が差していたが、頂上に着くと雲に覆われ視界が塞がれた。
西遊歩道を進むと、コオニユリ、ルリトラノオ、メタカラコウなどが随所に咲く。
頂上付近のシモツケソウの群落はすっかり減少してしまった。黄色いメタカラコウは随所に見られた。
今年から植生保護を目的に「入山協力金」を試行し、来年から本格導入を目指すという。あの見事なお花畑が戻ってくる日を祈りたい。芭蕉が詠んだ句のように!