晩秋の嵯峨野~嵐山を散策した。紅葉の盛りはやや過ぎた頃であったが、渡月橋、亀山公園から嵐山の名園「大河内山荘」へ入った。
小倉山の南の小高い山にあり、名優・大河内伝次郎が美を求めて創り上げた庭園と言われている。茶室を少し上がると頭上の楓が紅色に染まり、足元には色とりどりの実りの秋色に。
さらに上ると、保津川の清流も眼下に見える。
出口付近の茶室で美味しい抹茶をいただきながら、この名園の興趣を楽しめた。
常寂光寺・落柿舎・二尊院を経て、「祇王寺」へ入った。
祇王寺は、奥嵯峨の竹林と楓に囲まれたつつましやかな草庵で、平家物語にも登場する尼寺と知られている。
ここは楓の紅葉が予想通り盛りで、しっとりとした苔に色とりどりの落ち葉、昼下がりの木漏れ日の光線が降り注いでいた。
さらに歩を進め、化野念仏寺から鳥居本・平野屋、大覚寺まで歩き帰途についた。
今回訪れた京都の名園は、ただ古いから美しいのではなく、各時代の人たちが美と格闘しながら作りあげてきたからこそと思う。
晩秋の紅葉スナップを十分楽しむことができました。
★五十年の夢とりどりの落ち葉かな(知照尼)
今年の紅葉撮影は不完全燃焼でした。
というのも、期待外れで色が悪かったりまたは
行ったは良いがまだ早かったりがあったからでした。
今日の栃木は一日中風が強くて、自宅裏の紅葉も
かなり散った感がありました。
今週末は、栃木ももう完全に終わるでしょうか。
今年の秋の紅葉は、確かに例年より予想が難しかったです。
山の高所は、1wほど速く、里のほうは遅いとの予報でしたが、ほぼ例年並みでした。
紅葉は、落ち葉もよいので長く楽しめますね。