資本主義と社会主義の対立的構図の印象から、社会主義といえば、共産主義と並んで労働による管理主義的なイメージをほとんどの人が思い浮かべてしまうのではないでしょうか。しかし、行き過ぎた市場原理主義および物質主義的な幸福感への反省を考え、家族、団体、地域、自治体、国へとつながるコミュニティの在り方を考えるとき、連帯を感じることができる社会の本質的要素を突き詰めれば、社会主義的政策の必然を感じずには居られません。個人の自由という問題と社会的責任のバランスを今一度私たちの心の中に落とし込まないと、安心・安全な社会、幸せを感じる社会の構築はできないと思います。それを主導するのが政治ではないでしょうか。
以上