機械音痴

実を言ふと「デジカメ」を使い出してからかなりの時間が経っていたがあまり巧く使えない。
そこで一念発起し購入時に仕舞い込んでしまっていた取扱い仕様書を読み出した。どうも小生位の年代になると、折角の機器類は取敢えずは使えれば良いとの観念がある様で、若い人の様にろくに説明書を読まない傾向がある。そして遂には娘達に使い方を尋ねる事になってしまう。
前の企業を定年退職した時に娘夫婦に連れられて、秋葉原のアウトレット店で初代の「ＰＣ」を購入した後もそうだった。セットアップも娘夫婦に頼み、インターネットも接続して貰ったのは良いが全くビギナーのままで推移して来た。ウイルス騒ぎには「ウイルスバスター」を導入して貰ったり、メールに文字化け現象が多発した時には「ＰＣ」の初期化をして貰い何とか腹旧して凌いだのだった。
携帯電話の時もそうだった。中々メール機構が使えず、何度か説明を受けて最低のやり取りは出来る様になったが、最新の携帯に取替え様等とは金輪際考えていない。
小生の物臭癖もあるのだろうが、その点カミさんは家電などが故障したり、巧く使えない時には説明書を読んだりして直してしまう。たいしたもんだと思う。小生の機械音痴の癖は当分直りそうも無い。

そして「デジカメ」だ。メーリング仲間達の素敵な写真を拝見する度に小生も何とか良い写真を撮りたいと考えて挑戦するのだが、特に接写に類する写真がピンボケを多発してしまう。これではと先日からようやく説明書を読んだり、色んな雑誌のデジカメ講座等を読んだりしたものだ。
そうして今日ようやく下記の様な「ピンボケ」で無い写真が撮れた。
カミさんが育てた「エボルブルスアメリカンブルー」と言ふ可憐な花だ。