勤務していた会社を、昨年の五月末に完全にリタイァした。翌日からは否応なしに、毎日在宅する仕儀とあいなるが、これからお互いにどう呼びあうかを夫婦で話合った事があった。
考えてみれば、結婚して早い内に上の娘が産まれたので、子供に合わせ自然に「パパ」「ママ」と呼んでいた。子供が長ずるに及んで、「お父さん」「お母さん」と変わってはきたが、この呼名が自然に続いてきた。そして「孫」が出来るに従い、「おじいちゃん」「おばあちゃん」と呼んだりする様にもなっていたのだった。
そこで2人きりの生活ではどう呼ぼうか、新婚当時の様にお互いに名前を呼ぼうよ、と小生はカミさんの事を○ちゃん、カミさんは小生を○○さんと名前で呼びあう事にしたのだ。
さすが に最初の内は、何となく気後れがしたものだが 、今では自然に口にする事が出来る様になった。さすがに他人の前や外では○○さんと呼んでいるが、娘や孫の前でも自然に○ちゃんと呼んでいる事があり流石に面映い思いをする事がある。
問題はカミさんだ。最初の内は私も名前で呼びますよとは言っていたが、気が付けば相変わらず「おとうさん」だ。どうも名前で呼ぶのには今でも抵抗はあるらしい。それでもまあ構わないかと小生は納得している。
否応なしに高齢の路に差し掛かった2人だが、最後の時には「○○さん永い間ありがとう。充分に幸せな人生を送らせて貰いましたよ」とカミさんに言ってあげて、あの世とやらに旅たちたいものだ。
考えてみれば、結婚して早い内に上の娘が産まれたので、子供に合わせ自然に「パパ」「ママ」と呼んでいた。子供が長ずるに及んで、「お父さん」「お母さん」と変わってはきたが、この呼名が自然に続いてきた。そして「孫」が出来るに従い、「おじいちゃん」「おばあちゃん」と呼んだりする様にもなっていたのだった。
そこで2人きりの生活ではどう呼ぼうか、新婚当時の様にお互いに名前を呼ぼうよ、と小生はカミさんの事を○ちゃん、カミさんは小生を○○さんと名前で呼びあう事にしたのだ。
さすが に最初の内は、何となく気後れがしたものだが 、今では自然に口にする事が出来る様になった。さすがに他人の前や外では○○さんと呼んでいるが、娘や孫の前でも自然に○ちゃんと呼んでいる事があり流石に面映い思いをする事がある。
問題はカミさんだ。最初の内は私も名前で呼びますよとは言っていたが、気が付けば相変わらず「おとうさん」だ。どうも名前で呼ぶのには今でも抵抗はあるらしい。それでもまあ構わないかと小生は納得している。
否応なしに高齢の路に差し掛かった2人だが、最後の時には「○○さん永い間ありがとう。充分に幸せな人生を送らせて貰いましたよ」とカミさんに言ってあげて、あの世とやらに旅たちたいものだ。