予想の通りにパ・リーグの優勝は北海道日本ハムFに決定した。
今日のプレーオフも接戦で、僅かに日ハムFにツキがあった様だ。
ソフトBKHは何と3年連続でプレーオフで敗退した事になる。不運な運命を持つのだろうか?
不本意ながら戦列を離れなければならなかった、王監督の心中は察して余りがある。
交流戦から始まりリーグ戦後半の盛り上がり、特にプレーオフにかけてのパ・リーグの熱戦は、プロ野球フアンの大きな支持を受けたと思う。
リーグ全体の球場への入場者数も900万人を超しセ・リーグに追いつく勢いだ。
考えて見ればパ・リーグはS25年の設立以来、セ・リーグに押されて苦難の路を歩んでいる。
入場者数やTVの放映にも常にセ・リーグに遅れを取り、球団の経営自体も永年の赤字から脱却出来ずに、身売りや合併等も繰返して来た。
一昨年は近鉄BがオリックスBWに吸収されるに及んで、セ・リーグとあわせて一リーグ制に移行の動きもあった。
しかし選手会の強い要望もあり、楽天Eが仙台に本拠地を構えて新規参入し事なきを得た。
北海道、仙台、千葉、所沢、大阪(神戸)、福岡と各々の土地に根ずいたファンに後押しされて勢いを
得ていった。
そして交流戦でセ・リーグと互角の戦いもあり、昨年は千葉ロッテMが日本一に輝いた。
今年は札幌と名古屋での日本シリーズになる。新しいプロ野球の前途を見る様だ。
セ・リーグの球団もようやく経営に本腰を入れだした。地域に密着したフアンサービスの必要性を考えだしている。読売Gの人気におんぶする時代からの前進だ。
プレーオフを実施するのもそのひとつだが、交流戦を36試合から24試合に減じたのは頷けない。
セ・パ両リーグの12球団が共存発展する路を考えないと、何時かはサッカーに追い越される時代が来るのではないかと心配だ。