ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

経営統合

2006-10-19 20:45:50 | インポート

定年後6年間お世話になった企業が、来年10月をメドに同じグループ内の企業と経営統合されるらしい。
同じグループの商社系のこの会社とメガ銀行系の会社が統合されれば何と一躍業界トップ企業になる。
更にこのグループには同じ業界に信託銀行系と生保会社系の企業が存在していて、既に経営統合が済んでいる。
むしろこのグループでは、商社は信託銀行や生保会社に近かっただけに、先にメガBK系との統合を進めた先には、将来グループ内でこの業界会社を大同統合する可能性も視野に入れた動きではないかと思うのだが。
この業界は小生が在籍した6年間で株価が4倍に値上がりした程の成長産業だ。
それだけに業界トップに躍り出る機会が出来る事は、金融グループとしてはたまらない魅力なのだ。

メガBKでは一足脚早く統合を進め、証券会社も買収や合併による統合が一段落している。
反面でLDのニッポン放送株の買収から親企業のFTVの経営権の奪取の動き、さらには今年の阪神電鉄株の村上ファンドによる買占めでの、経営権の争奪騒動から阪急電鉄グループ傘下に引取られた事等が大きく影響していると思う。

グループ化は安定株主化が出来て他からの買占めが出来にくくなる反面、株式上場が廃止されて一般株主や持合を進めて来た企業が締め出さてしまう事が問題になる。
さらに統合による合理化が進めば、次は必然的に従業員のリストラや関係会社への配転が行われる可能性が出てくる、これは自社の発展の為に尽力してきた従業員を裏切る事になるのではないか。

一緒に働いた事のある社員の方は、どんな感慨を持ってこの統合のニュースを聞いたのだろうかと考えた。

 

コメント (1)
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