ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

いじめと虐待

2006-10-23 22:48:19 | インポート

暗いニュースが続きます。

これからの日本を担っていく子供達の叫びを、我々大人が確りと受け止めて挙げられないのは、全く残念な事だと思いました。

いじめの問題には小生にも古い思い出があります。
60年前の終戦後に、近所に在日の外国人(旧朝鮮人と蔑称していた)家族がおり、同じ年の同級生が居たのです。
何かにつけてその子に差別的な言辞をクラスの子供達が投げつけていたのですが、小生も成り行きで同じ様な行動を取っていたのだと思います。
ある日の深夜に近所に落雷があり停電になった事がありました。当時小さな荒物店を開業していた我家に、その同級生が「ロウソク」を急いで買いに来たのでした。
その時に近所でも差別的な扱いをされがちなこの家族に、我家の両親が何くれとなく面倒を見ていた事が判りました。
そうしてこの様な家族に差別をしている世間の疎かを、小生達に両親は諭してくれたのでした。
その後にこの家族は何処かに引越してしまいました。60年経っても苦い思い出です。

いじめには自分より弱い相手をいじめる事で、自己の劣等感を発散させ、優越感を味わおうとする側面があるのかと思います。「いじめを受けない子を育てるより、いじめをしない子を育てる」のが親の務めなのかも知れないなと思いました。

3歳の子供を餓死させた親が逮捕されている。
虐待を受ける子供の両親には、離婚したり内縁関係だったりの環境の子供が多いのは、正直言って子供を育てる自覚が足りないのではないかと思います。
近隣の人や行政の人達もなかなか踏み込めない家族の問題ですが、将来を担う子供が健全で暮らしていける環境を作ってあげたり、こんな家族の赤信号を早く気付いてあげるのも、我々大人達の務めだろうと考えました。

 

コメント
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