ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

知事の座

2006-10-25 20:38:17 | インポート

福島県の辞任した元の知事が逮捕された。
弟の経営する会社を経由して、公共事業の元受会社から賄賂を受け取った容疑だ。
報道されている経過からみると、巧妙に仕組まれた経過を辿っているが、容疑が掛けられるのは当然に思える。
この知事は18年前にクリーンなイメージを売り物に、参議院議員を辞して当選している。
そして5期18年間文字通り福島県に君臨し続けた。
公共事業の発注は弟を通じて「天の声」として、誰にも妨げられる事なく意向のままに動かした。
それにしても長期間の任期を務めると、どうしても今回の様な業界との癒着が出てくる。
与えられた権力を過信してしまうのだろうか?

考えてみれば参議院議長を務めあげた人物が、首都圏のある県の知事に当選しやはり娘の企業の不正問題で辞任した例もある。
最近では大胆に県政を改革していた信越地方の知事が、やはり参議院議員を辞した人物に敗れた例がある。(この知事は公共事業に群がる古い体質の議員に総スカンを喰いながらも頑張ったが、もう少しやらせてみたい人物だった)
この例の様に政治家として功なり矢をとげた人物までが知事を目指すのは、やはりそれだけの旨味があると言ふ事だろうか?

三重県知事だった北川氏、宮城県知事だった浅野氏は多選を嫌い、潔く後進に道を譲っている。
どれだけ力のある人物でも、せいぜい2期8年間の任期が妥当だと思う。
この間どれだけの仕事が出来たか、改革が出来ているか県民も確りと監視していく義務があると思う。

 

コメント
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