高校では必修科目の授業を履修させていない事態が次々に発覚している。
当初の富山県の高校での発覚の経緯では、マスコミへの投書がきっかけだった。世界史の他に、日本史、地理の内1科目を選択で履修しなければならないのに、実際は大学受験に必要な科目に振替えていたらしい。
その後、各地の教育委員会が学校に問合せた結果には驚いた結果が出てきた。
今朝の新聞報道では、35都道府県254校でこの様な例があるらしい。
科目では先の例の世界史の他に保健や情報や倫理等の授業の多岐に亘る事態だ。
学校ぐるみで数年前から始めていた例やら、教育委員会に虚偽の報告をしていた例、あるいは他の科目の授業をしながら履修終了を認めていた例等々枚挙に暇が無い程の発生件数が報告されている。
こんな事態の例が今年に限った事ではなく履修不足のままで卒業してしまった例もあるらしい。
文部科学省では当然に必要科目を卒業までに履修させなければ、卒業証書の授与は認められないとの見解だ。
科目によっては50分授業を70回も履修させる必要があるとの事だ。
大学入試を控えた3年生にはかなりの動揺が出ている。
当然の事だと思う。
早急な対応策を講じると共に、これからの若人の教育の現場で、この様な虚偽の事態が罷り通ってはならないと思う。
昨夜の北海道日本ハムFのヒルマン監督の言ではないが「シンジラレナイ」事態になってきた。