ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

映画「寝ずの番」

2007-02-21 19:02:19 | TV DVD
マキノ雅彦(津川雅彦)監督の映画第一回作品「寝ずの番」を本日鑑賞した。
レンタル店にはかなり前から出ていたのですが、2本~3本しか入荷がなく今まで借りられない状態でした。
そして一昨日念の為にレンタル店に立寄ったところ、幸いにも借り出せたのでした。

偉大な映画界の重鎮のマキノ省三を祖父に、そして叔父にはマキノ雅弘監督がいる。
今回3代目のマキノ雅彦が監督として初めてメガホンを取った作品だ。

大阪の落語会の重鎮が急死した。亡くなる直前の珍妙な出来事が伏線にあり、通夜の出来事が面白い。
落語の「らくだ」のなかで演じる死人のカンカン踊りをさせる場面での、長門裕之の演技?が絶妙だ。

そして一番弟子の通夜の話。思い出話の途中に出て来て演じる笹野高志の落語がオチが下ネタながらやはり上手い。

さらに師匠のおかみさんが亡くなった通夜の席。元芸者だった彼女(富司純子)の知られなかった一面が披露される。
下ネタ類の唄合戦を演じる中井貴一の役回りも面白く、この喜劇を楽しそうに演じているのに感心した。

大阪でのそれこそ底抜けに明るい落語家達の生活を通し、TVなどでは絶対に放映出来ない、お色気と下ネタ満載の映画になっていました。通夜に故人を偲びお守りするのが「寝ずの番」だ。そして底抜けに笑いのめして皆で偲ぶ。

最近のお笑い芸人が主体のTVにおけるお笑い番組とは一味も二味も違う喜劇を堪能しました。
あまり詳しい内容を説明出来ないのが残念です。「作品は Bの上」

       
コメント
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