ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

今、一番見たい映画「あかね空」

2007-02-22 18:46:19 | 独り言
藤沢周平亡き後、平成の時代劇作家とし精力的に作品を発表している、「山本一力」の直木賞受賞作「あかね空」が映画になる。
上映は3月下旬になる様だが待遠しい。
主演はNHK時代劇ドラマ「蝉しぐれ」で清冽な演技を見せ、そして今年の大河ドラマ「風林火山」で薄汚れた主人公の「山本勘助」を演じている「内野聖陽」だ。相手役は「嫌われ松子」を演じた「中谷美紀」で夫婦役の両人だ。

物語は京都の平野屋で10年間豆腐つくりを修行して、新たに江戸の街で売り出そうとした男の物語だ。
江戸に着いたあとに、偶然出会う江戸っ子の娘との出会いが新たな門出に花を添えた。
確りと水を絞り落とす江戸風の硬い豆腐に対し、柔らかな京風の豆腐が、中々に深川の住民には受け入れられない。
しかし偶然の出会いで、永代寺の庫裏に喜捨が可能になり、その後毎日豆腐や油揚げを納める事が出来る。そして少しずづ料亭や庶民にも京風豆腐の味が理解され始める。
そして夫婦から家族の揺ぎ無い絆が3人の子供に受継がれて行く。
映画ではどう描かれているかは不明だが、子供達の時代になった後の衝撃的なクライマックスを楽しみにしたい。

夫婦愛、家族愛の暖かさを描ききる持味の「山本一力」作品だが、小生が2度も3度も読み返した作品だ。
それだけに映画がどこまでこの小説の持つ味を具現出来ているのか楽しみだ。

      
コメント
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