ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

初心を忘れた政治家たち

2008-06-18 17:48:43 | TV DVD
月9ドラマ「CHANGE」第6回の放送のことから書きたい。
主席秘書官美山とのスキャンダルめいた話題が週刊誌に報じられる。あまりの朝倉総理の人気に焦燥する、神林官房長官の策略だ。今週は美山秘書官のかっての同僚の子どもが、緊急病院でたらい回しにされ、挙句に入院せざるを得なかった事実を知り、小児科医療の現場の崩壊の危機を知る、朝倉総理。与党が作った補正予算に何とかその医療対策の予算を入れたいと手直しを求める。
当然、補正予算の手直しに対しては、与党と官僚からの反発が続く。閣議決定に反対する閣僚は罷免も辞さない対応に、閣議決定がなされる。しかし与党は国会審議を欠席して反対する姿勢を鮮明にする。困った朝倉総理は革新党の野呂党首が、やはり小児科医療の必要性を言明していた事を思い出し、秘密裏の対談で率直な意見をぶっけて協力を頼む。スキャンダルに対する総理の率直な対応に、与党の一部と野党が国会で補正予算に賛成する事になる。
これに対して旧来型の政治家達の更なる反撃が続く、来週以降の展開はさらに波乱含みになりそうだ。

今週のドラマを見て、現状のねじれ国会の、不毛の国会運営に思いを致してしまった。
ひとつは、特定道路財源の一般財源化問題。福田内閣は閣議決定で来年度移行の移行を約束した。しかしドラマに見る様に与党の族議員、官僚、業界の強力な包囲網が如何に強固であるか、予算編成にどう反映できるのか。予断を許さないのではないかと思う。
もうひとつは、小沢民主党の頑迷さである。ドラマでは国民の緊急の問題では党を超えた協力体制が不可欠であるとの見解で、野党の協力が取り付けられ。ねじれ国会の元では、政策ごとの協議態勢の必要性を示唆していると思う。野党の猛省を求めたい。

全くの素人議員が、総理に祭り上げられて政局に翻弄される。しかし国民の目線での政治を目指す姿勢が、周辺に少しづつ理解され始めている。旧来の政治家達も自身が政治家になった当初は高い志を持ち、国民のための活動をしようとしたことに思い至るのだ。多くの議員たちが金権と権力に、右往左往している姿が顕著な昨今だ。清々しい気持で見ているドラマになっている。


コメント
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