「食べる」ラー油がブーム

　先日、我が家に遊びに来た下の娘が「食べるラー油」というのを購入してきて夕食時に教えてくれた。いま空前のブームになっているらしい。そんな記事が朝日新聞に紹介されている。

　元々餃子を食べる時には醤油とお酢にラー油をたらして食べているのだが、今や白いご飯にかけたり、納豆の薬味にも用いられたりするらしい。メーカーでは品薄気味の状態が続き、何と老舗ホテルで作られたラー油も大人気だという。

　「江戸むらさき　ごはんですよー」で知られた桃屋が昨年８月、フライドガーリックやフライドオニオン入りの「辛そうで辛くない少し辛いラー油」を発売した。香ばしさとさくさっくととした食感が口コミで人気となった。これが「食べるラー油」ブームの火付け役になった。おまけにＴＶ番組で温かいご飯かける食べ方も紹介されて、ブームに拍車を掛けているらしい。

　エスビー食品も負けずに「ぶっかけ！おかずラー油チョイ辛」を出しているほか、京都ホテルオークラ、ホテルオークラ東京でもホテルオークラ直営の中華料理店が作って販売しているそうだ。さらに外食系の焼き肉チェーン牛角も期間限定で「ぶっかけラー油deネギカルビ」をメニューに加えている。

　実をいうと食べるラー油の先駆けは、１０年前に売り出された沖縄・石垣島の「辺銀食堂石垣島ラー油」で、地域のイベントで販売したのがきっかけだそうである。東京・銀座の沖縄物産展で扱われているが、島でとれた希少な材料を使っているのでブームの現在も作る量は増やせないという。

　この記事を見た訳でないだろうが、カミさんが近くのデスカウントショップで「辛そうで辛くない少し辛いラー油」を買ってきてくれた。おひとり一個宛ての限定販売だったらしい。さっそく夕飯時に頂いてみようと思う。是非皆様方もお試しあれ。