めちゃ難しいコースで

　昨日で決勝を迎えた男子ゴルフトーナメント「日本ゴルフツアー選手権」はベテラン宮本勝昌選手が５アンダーで優勝した。２位の藤田選手が２アンダー、３位の平塚選手が１アンダーと、アンダーを記録した選手はわずか３人だけだった。４日間の競技でこれだけスコアーが伸びていないのは、コースマネジメントがかなり難しい設定だったことがあるようだ。

　日本ゴルフツアー機構が、その威信を懸けて男子ゴルフトーナメントのメジャー大会と位置づけた、この大会には並々ならぬ配慮があったと思われる。これだけ難しいコース設定をすると、プロゴルファーとしてのあらゆる技術を駆使してプレーすることが要求される。いわゆる永年培われたベテラン選手の経験がモノを言うのである。

　３日目が雷雨の襲来で日没サスペンデットになったため、最終日はその残りのプレーを早い時間に消化した後に、改めて最終日をスタートする変則プレーになる。選手達には気持ちの切り替えも要求される。そして難コースとの戦い。こんに簡単にボギーやダブルボギーが続出するトーナメントはあまり例がないと思う。

　この難しいコースの設定には、先日の石川遼選手が「５８」の世界最小スコアーを記録したことが反省にあったと小生は推測する。その若手選手の中で、石川遼選手は４オーバー、池田勇太選手は６オーバーでプレーを終了している。まだまだ若手にはゴルフの奥深さが判るものかとの挑戦もあるように見たのです。

　どちらにせよ男子プロゴルフ、若手選手の台頭に合わせて、ベテラン選手が元気でプレーしてこそ盛り上がるのだと思う。今後のトーナメントを楽しみに拝見したいものだ。