ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

「相棒」の面白さ

2010-12-16 11:31:45 | TV DVD
 昨日に引き続いてTVドラマのことを書いてみたい。TV朝日の長寿番組のひとつ「相棒」で、現在はシリーズ9が放映中である。水谷豊演ずる杉下警部と及川光博の神戸警部補のコンビがなかなかしっくりとして来ていると思う。この番組は常に視聴率でも20%前後を記録しており、幅広い支持を受けていることをも伺わせる。

 今週の事件ではビルの屋上から転落死した人物が3つの鍵を持参しており、さらに胃の中の残留物では食べた料理が想定出来ないなどを不審に思った杉下警部コンビの捜査が始まる。

 正規職員で採用された職場から1ヶ月で解雇され、派遣社員で働く男性が、婚約まで破棄され1年後に死亡するまでの間に何があったのだろうか?。持参していた3つの鍵から、経済不況のなか、働く職場を失い、住いや食べるものまで事欠き、生活保護の援助まで受けられなかった、死亡した男性の人生が浮き彫りにされていく。

 この「相棒」シリーズは長寿番組ながら、現在の世相に的確に反応するシナリオ構成になっており、視聴する我々を飽きさせない。杉下警部に対する上司からのイヤがらせも、強力な権力にさえも立ち向かう、彼の正義感が鮮明に発揮されているからで、多くの視聴者の支持を受けている一因だと思っている。

 先々週の、厚生省麻薬取締官の潜入捜査員の死亡事件。死亡した捜査員を麻薬事件の犯人の一人として事件を完了させようとする周囲に、あくまで捜査員の正義のために事実の公表を迫る杉下警部に、この番組の貫く正義を感じているのである。

 23日からは番外編の映画第2弾も公開される。いの1番に映画館に駆け付けて鑑賞したいと思っている。

TV朝日のHPからの壁紙
             
コメント (6)
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