先日、遊歩道のウオーキングを終えて帰る途中である、あるお宅の白い犬を小学生の男の子がその頭を撫でながら話し掛けている。「坊やそのワンちゃんにはこのおじさんは良く吠えられるんだけど、坊やは仲が好いんだね」と言ったら「そう、学校の帰りにこのワンちゃんと仲良くなったんだ」と言う。
そして歩き出した方向が、我が家のマンションの方向だった。「おじさんちは何処?」と聞くので「ほら突き当りに見えるマンションだよ」と言うと「ボクもそうだよ、何階なの」「4階だよ」「あれボクんちも4階だ」「えっ何号室?おじさんちは〇〇〇号室だよ」「ボクんちは〇〇〇号室なんだ、近いよね」「ああそうなんだ、〇〇〇号室の方なら最近越してきたんだよね」と小生。
それにしてはこの地区の子どもは〇〇小が通学区だが、この子の帰り道は隣の学区の△△小だと思った「あれ〇〇小に転校してない」のと聞いたら、「ボクは△△小が好きなんだ、少し遠いけど転校はしないんだ」とのことだった。手にしていた秋の学校祭のプログラムを見せながら、このイベントにどうしても出たかったんだと言う。
そんなことがあってしばらく経過したが、一昨日やはりウオーキングの途中で、ヨチヨチと歩き出したばかりの女の子とお母さんと一緒になった。あまりに可愛いので女の子のお母さんに聞いたら、一歳になったばかりで歩き出したのが楽しくて仕方がないらしい。今日も必死に歩いている。バイバイと手を振りながら別れたのでした。
ところが帰りにマンションの近くでまた母子に出会った。「あらおじさんもこのマンションですか」と聞くので「4階ですよ」と答えたら「私たちも4階なんです、何号室ですか」「〇〇〇号ですよ」と答えたら、「あら先日小2の息子が白い犬のところでお会いした方なんですか」と言う。「ああそうだったんですか、ところで息子さんは今日は一緒じゃないんですか」「実は息子はトイレに行きたいと一足先に帰ったのですよ」とのことだった。
そして昨日、小生が用事を済ませて帰宅した玄関先で、またまたこの母子たちに出会ったのでした。久しぶりに出会った男の子も元気そうで、大きな声で挨拶してくれた。こんな小さな出会いにホットした時間を過ごしたのでした。