ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

大河ドラマ「江」の違和感

2011-04-05 11:53:24 | TV DVD
 日曜日のNHK大河ドラマ「江」に少なからずの違和感がある。信長の浅井攻め、さらに秀吉による柴田攻めで母親を亡くした3姉妹だが、母親の願いで秀吉に救われる。その後がいけない。小娘たちは父親や母親の仇とばかりに、秀吉を「猿」と呼び捨てにする。いくら秀吉が叔父の家来衆のひとりだったにしても、その呼び方はないと思う。

 どうもこのドラマの脚本家は、秀吉を徹底的に仇役として、あるいは剽軽な成り上がり者として描いていくようである。後に多くの大名たちを平定して天下人となる秀吉である。これまでの光秀や家康の人物像と比較して、大きな隔たりがあるようである。

 今後、秀吉のあくなき野望の展開の中で、秀吉の正妻お祢や側室の竜子のゆったりとした生き方に、数奇な人生をたどる3姉妹は、学ぶところが多々あるのだろうと思うのだが、そんな描き方が必要だと思っている。

 秀吉の野望は茶々を思い人にするところにあるが、外堀から埋めよとばかりに、一番に年若であるの「江」の縁談を強行しようとしてくる。次回以降の展開がどうなるのか、前に評判になった大河ドラマの「篤姫」の脚本には大いに賛同出来る部分があったが、今回のドラマには毎回とも違和感を感じてしまうのである。皆さまはどう感じておられるだろうか。 
コメント
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