楽しみにしていた映画「小川の辺」をさっそく観てきました。原作は藤沢周平氏の作品だが、原作は短編ながら、武家社会に生きることの難しさ、さらには家族に対する思いやり、友情、そして侍として持ち続けなければならない衿持と言うものを描き切った名作のひとつだと思う。
藩政を痛烈に批判して脱藩した、親友ながら妹を嫁がせている義弟。過酷な藩命で討つことになった主人公の悩みを主演者の東山紀之は丁寧に演じていると思う。妹を切ってでも藩命を果たせと父は諭すが、その過酷な運命に涙を流す母親の哀しみも胸に響く。
翌朝、主人公は兄妹の2人と兄弟の様に育った若者を伴に連れて、主命を果たすべき旅に出る。幼き日に3人が遊んだような江戸の近くの地の小川の辺に、2人の隠れ住む家があった。主人公は情と義の間に揺れ動く心を抑えて、戦いに挑む。ついに兄と義弟は刀を交えることに。終盤、夫が討たれたことを知った妹が、猛然と切りかかってくる。それを何とか宥めようとするが、そしてその後の映画の結末にはホットする思いがしてくるのである。
前作の「山桜」でも東山紀之は、侍はかくあるべきとする姿を魅せてくれたが、今の映画界でも最もサムライが良く似合う俳優のひとりだと思っている。東山、片岡両名の殺陣の凄さも見逃せないと思う。海坂藩として登場する郷里山形の庄内地方、とくに鳥海山の勇姿をみていると、何故かこちらもホットする思いがするのである。
映画の出来は A と評価している。(やや甘いのは東山の好演を評価)
映画のチラシから
「コレステロール半減!!」挑戦中。今日の歩行数「12.204歩」朝のウオーキングと映画館までの歩行だ。
藩政を痛烈に批判して脱藩した、親友ながら妹を嫁がせている義弟。過酷な藩命で討つことになった主人公の悩みを主演者の東山紀之は丁寧に演じていると思う。妹を切ってでも藩命を果たせと父は諭すが、その過酷な運命に涙を流す母親の哀しみも胸に響く。
翌朝、主人公は兄妹の2人と兄弟の様に育った若者を伴に連れて、主命を果たすべき旅に出る。幼き日に3人が遊んだような江戸の近くの地の小川の辺に、2人の隠れ住む家があった。主人公は情と義の間に揺れ動く心を抑えて、戦いに挑む。ついに兄と義弟は刀を交えることに。終盤、夫が討たれたことを知った妹が、猛然と切りかかってくる。それを何とか宥めようとするが、そしてその後の映画の結末にはホットする思いがしてくるのである。
前作の「山桜」でも東山紀之は、侍はかくあるべきとする姿を魅せてくれたが、今の映画界でも最もサムライが良く似合う俳優のひとりだと思っている。東山、片岡両名の殺陣の凄さも見逃せないと思う。海坂藩として登場する郷里山形の庄内地方、とくに鳥海山の勇姿をみていると、何故かこちらもホットする思いがするのである。
映画の出来は A と評価している。(やや甘いのは東山の好演を評価)
映画のチラシから
「コレステロール半減!!」挑戦中。今日の歩行数「12.204歩」朝のウオーキングと映画館までの歩行だ。