ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

TVドラマ「それでも、生きていく」

2011-07-15 10:56:56 | TV DVD
 今月から幾つかの新ドラマが始まっている。プロ野球を中心のスポーツ番組を主体に見ているので、ドラマは勢い録画に録ってあとで見ようとなる。ところがフジTVで始まったドラマ「それでも、生きていく」だけは直接見ている。

 主題は実に重たいものである。15年前に幼児が殺される事件があり、被害者の兄の同級生で親友が加害者として逮捕され、未成年だったために「少年A」として処分を受ける。15年経過してもその幼児の死を受け入れられない父親が、執拗に「少年A」の行方を探し続けている。そして「少年A」が現れるだろうと思われる場所に駆けつけようとして病に倒れ、そして亡くなる。その間際に吐露された「少年A」に対する憎悪の言葉に、主人公もあらためて事件の重みを知ることになる。

 この15年前の事件は被害者家族に色んな亀裂を齎しただけでなく、加害者の家族にも執拗な嫌がらせが相継ぎ生活の幅を狭めている現実があった。「少年A」の妹がその嫌がらせを止めてもらおうと主人公が住む山の中の釣舟宿を訪ねる。加害者の家族と、被害者の家族がそれぞれの形でその事件を巡って相対するのである。

 ドラマでは、そんなとき既に「少年A」は刑期を終えてある篤志家の経営する農園で働いていることが提示される。今後ドラマで展開されるのは「少年A」は何故事件を起こしたのだろうか?。そして主人公と「少年A」が直接相対した時に何が起こるのか?。さらに「少年A」が起こした事件後の加害者と被害者双方の家族が抱える苦悩の数々が今後も描かれるのだと思う。

 人間は多くの苦悩を抱えながら「それでも、生きて行かなければならない」、そんな強いメッセージをこのドラマは発している様である。未成年者が起こした犯罪に直接向き合おうとする制作意図に賛同を覚える。被害者の兄に瑛太、加害者の妹に満嶋ひかり主演している。

「コレステロール半減!!」挑戦中。昨日は夕方からの歩行数「6.089歩」今朝の体重67.4Kg。
コメント (2)
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