NHK大河ドラマ「平清盛」はオリジナル脚本によるものだと思っていた。ただどうも毎回のドラマの進展を
見ていると、何故かどこかで読んだ本があったとのでは思ってしまった。
思い立って本棚の隅にあった吉川英治著の「新・平家物語」の第一巻を読んでみた。保元の乱から平治
の乱に掛けては登場人物やエピソードもほぼこの著書に準拠しているのではないかと思う。ドラマでは海
賊として出て来る「兎丸」という人物はドラマの脚本のオリジナルの人物ではないかと思う。
吉川英治著の「新・平家物語」は、小生がまだ20代になる前から週刊朝日に連載された小説である。単
行本は全八巻に及ぶもので、昭和34年度に発行されている。従って今回本棚から取り出して見るとかな
り痛んでいる。ただ一巻が¥380の値段が付いているが懐かしい思い出である。
確かNHK大河ドラマでも、長谷川一夫主演で、この小説を取り上げており、永らく極悪人とされた平清盛
を、吉川英治氏が描いた清盛像により改めて見直した記憶がある。
大河ドラマとしては、まれに見る不振を極める「平清盛」だが、平安時代から鎌倉幕府への武家社会への
大きな舵取りを成し遂げた人物として、その業績は高く評価されなければと思う。そんな観点から見ている
とこのドラマも面白いものだと思う。
今回はドラマの推移を見ながら、改めて全八巻を読破してみたいと思うのである。
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見ていると、何故かどこかで読んだ本があったとのでは思ってしまった。
思い立って本棚の隅にあった吉川英治著の「新・平家物語」の第一巻を読んでみた。保元の乱から平治
の乱に掛けては登場人物やエピソードもほぼこの著書に準拠しているのではないかと思う。ドラマでは海
賊として出て来る「兎丸」という人物はドラマの脚本のオリジナルの人物ではないかと思う。
吉川英治著の「新・平家物語」は、小生がまだ20代になる前から週刊朝日に連載された小説である。単
行本は全八巻に及ぶもので、昭和34年度に発行されている。従って今回本棚から取り出して見るとかな
り痛んでいる。ただ一巻が¥380の値段が付いているが懐かしい思い出である。
確かNHK大河ドラマでも、長谷川一夫主演で、この小説を取り上げており、永らく極悪人とされた平清盛
を、吉川英治氏が描いた清盛像により改めて見直した記憶がある。
大河ドラマとしては、まれに見る不振を極める「平清盛」だが、平安時代から鎌倉幕府への武家社会への
大きな舵取りを成し遂げた人物として、その業績は高く評価されなければと思う。そんな観点から見ている
とこのドラマも面白いものだと思う。
今回はドラマの推移を見ながら、改めて全八巻を読破してみたいと思うのである。
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