ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

もう一度見たい映画「あなたへ」

2012-08-30 13:36:11 | 映画
 カミさんを誘い、朝一の回からの映画「あなたへ」を鑑賞してきました。先日メーリングサークールの仲間の
 ひとりが、主人公が亡き妻の遺言を受けて、富山から長崎の平戸に旅する間に立ち寄る、映画の中の各所
 の町々の美しさを喧伝されていたからです。

 主人公(高倉健)は北陸の富山刑務所の指導技官だが、刑務所に慰問に来ていた歌手の妻と知り合い結
 婚している。その妻が急な病で死亡後に2通の遺言書が届く。一枚は故郷の平戸の海に散骨して欲しいと
 書いてある。そしてもう一枚は10日後までに故郷で受け取る様になっていた。急ぎ自分で改造したワンボ
 ックスカーをキャンピングカー仕様にして慌ただしく旅立つ。

 飛騨の高山、京都、大阪を経て、かって亡き妻が天空の音楽会の場とした、武田城址を巡る。旅の間にさ
 まざまな人々との触れ合いがあり、亡き妻との思い出が途切れ途切れに浮かんでくる。
 
 「人は、いつも伝えきれない想いを重ねて、一期一会の旅を続けている。」「あなたの大切な想いあなたの
 大切な人に届いていますか―。」と映画のチラシにある。主人公が旅で出会う人々と心を通わせる内に、
 彼らの家族や夫婦の悩みや想いに触れて、亡き妻との想いが蘇へされる。そして妻が望んだ平戸の海へ
 の散骨の儀式が終了する。

 亡き妻の故郷で受け取った手紙にはただひとことが書いてある。その言葉から主人公は亡き妻が自分の
 これからの人生を示唆していてくれた事に思いを馳せるのである。

 映画は A クラスと評価したい。主人公の高倉健は押さえた演技は流石だが、脇役陣もなかなか個性が
 あり面白いと思った。もう一度ゆっくりと見直したい映画だと、これはカミさんと意見が一致した。

 映画のチラシからの主人公役の高倉健さん
                   
コメント (2)
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