ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

石川遼選手もの申す

2012-09-14 17:41:12 | ゴルフ
 朝日新聞をご覧の皆様はご存知だと思うが、毎週木曜日のスポーツ欄に石川遼選手が、「もっと遠くへ」と言う
 コラムを書いている。

 昨日の13日のコラムでは「一人のプロゴルファーとして、言っておきたいことがあります。」と題して9日の「トー
 シントーナメント」の最終日に、日没でまともにボールが見えない中でのプレーオフについて発言している。

 優勝を争った池田勇太選手と呉阿順選手のプレーオフは、18番ホールで開始されたが決着がつかず、日没。
 投光器などを使っても十分な明るさが確保できないため、2ホール目はグリーン手前145ヤード地点から始め
 る変則的な方式で競技を続行した。さらに100ヤード、45ヤードと距離を短縮し、4ホール目で呉選手が勝利
 した。

 コラムでは、石川選手はこういう試合形式があっていいのか。正直言って、驚きましたと書き出している。両選
 手は与えられた条件に従うしかありません。選手がそこで不平不満を言っては、集中力が切れてしまう。本当
 に当事者の両選手は苦しかったとと思います。もしも自分が当事者だったなら、勝っても負けても中途半端な
 気持ちが残ったとでしょうと書いている。

 スポンサーとの関係、放映権の問題、さらに次週のトーナメントへの移動日の問題等があるのだろうが、我々
 が知る限りでは、何故か日本のツアーは当日中に終らせると決めて運営しているようだ。海外のメジャー大会
 等ではプレーオフが月曜日に持ち越しになる場合があることは知っている。

 石川選手は、私たちの仕事はベストのプレーをファンに見ていただくことです。今回の一件をツアー機構側が
 どのくらいの重さで受け止めているのか、とても気になります。何も議論しなければ、同じようなことが、きっと
 起きるでしょう。トーナメントの価値を高めていくために、選手の側から問題提起をしなければと思っています。
 とコラムを締めくくっている。

 実際の当事者である優勝した呉選手のコメントは知らないが、池田選手は「同じ条件で戦ったのだが、オレは
 鳥目だから、ボールやラインが見えなかった」と述懐している。石川選手の言う通りに常にベストの状態での
 プレーがが出来る状態を、ツアー機構側は配慮して欲しいものだと思う。

 今回は、敢然と問題提起をしている石川選手を見直したのでした。
 
 当日の最終ホールの写真である。
                      
コメント (4)
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