ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

映画は別々に

2012-12-10 11:17:39 | 映画
 カミさんがかなり前から映画「今日、恋をはじめます」が封切りされたら観に行きたいと言っていた。そこで先週の土曜日に昼食を済ました後に近くのショッピングセンターのシネマ館に出掛けました。そこでカミさんは「お父さんが何もこの映画に付き合う必要はないのよ、若い人向きの映画だから他の映画を観なさい」と言うので、小生は少し時間が遅れて始まる「人生の特等席」を観ることにしたのでした。

 先ずはカミさんの感想から、ご贔屓の松坂桃李が主演の映画は館内を見渡すと、圧倒的に若い女性だけで私の様な白髪頭の老人はいなかったわとのことである。初々しさが残る高校生同士の恋の物語で結構面白く鑑賞出来たらしい。韓流のイケメン俳優や若手俳優を観ているのが今は楽しいのだと言う。

 そして小生が観た「人生の特等席」はイーストウッドが主演で、MLB球団のスカウトの話である。高齢で妻を早くに亡くし、弁護士として活躍するひとり娘とは疎遠になっている。この年のドラフト一位指名に誰を持ってくるか、他球団のライバル達と有力選手の実力を見極めるために、各地を転々として追いかけて行く。ところが彼は目の障害が出ていて行動にも支障が出ている。心配した球団のドラフト部長が、娘を強引に引き込んで父親の補助をするように勧める。

 かくて娘と一緒に行動するが、6歳の時に妻が亡くし各地を転々とする仕事柄から、親戚に預けられ、さらに学校は寄宿舎育ちだった娘とはなかなか打ち解けられない。そこにかってドラフトで一位指名した投手が大成せずに、今はライバルチームのスカウトをしている青年に遭遇する。娘は驚くことに野球界を良く知っており、彼女の援助もあり最終的に追いかけている選手の弱点を見抜き指名回避をGMに進言する。

 とろろが球団は彼が一位指名を外す様に進言した有力選手を、記録だけを重視した若手スカウトの進言で指名してしまう。そのあと娘の機転で無名の投手をテストさせる事で、父親が指摘していた有力選手の弱点が実際に証明されることになる。

 如何にもアメリカ的な頑固な老人を演ずる80歳を超えたイーストウッドに、娘役として配した女優が実に素敵である。彼も製作にも加わっている様だが、かって主演した「グラン・トリノ」の如何にも旧き良き時代の頑固親父に通ずる名演に感動しました。

 映画の出来は A の評価をしたい。いやーイーストウッドも歳を取りましたね。

 映画のチラシから父親と娘と

                                

                     
コメント (4)
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