だんだんとローソクの火が細く小さくなっていくような
母の命と向き合っています。
嫁いできたころは 本当に厳しく怖い存在でした。
未熟な私は 沢山の事を教えて頂き
今日に至ることが出来ました。
長いお付き合いの末、
今は私の言うことには素直にうなずいて聞いて下さいます。
自分は本当に充分な事が出来たのでしょうか?
心の痛みを伴って、自省しています。
お寒くなって庭にも野原にも
お花が少なくなったこの時期
小さいけれど美の化身の様な花 「柊」。
古木になった今、
葉も、あの独特のとげが無くなり丸くなって来ました。
人も又同じで 年を重ねると丸く穏やかになるのでしょう。
そうありたいと思っています。
着地したわずかな土が有れば
がんばって生きる草木。
こんな石垣の中に しっかりと根を下ろし
ここをご縁とばかりがんばっている 「紅紫檀」
時代はどんどんと流れ、取り残されそうになった時、
花と緑が有れば、心穏やかになり、
「そのままでいいんだよ」と言ってくれている様で、
「ほっ」とします。