あいにく水筒に一滴の水も残っていませんでした。カンカン照りの砂漠。このままでは息絶えてしまいそうなそんな状況下でした。
水を頂きたい、と懇願しました。「2㎞先にオアシスがある」と素っ気なく断られ、一滴の水も恵んではもらえませんでした。今、欲しいのは一滴の水。たった一滴でいいのです。
最近、私は有ることでこんな状況下に置かれました。砂漠を歩くのに水筒の水の準備を怠ったことを戒められたのです。助けて欲しい心境の私には無情な言葉でした。水筒の準備を怠った私が悪いことは百も承知。
それ以降、私はいつも水筒には水を満々と蓄えておくことを誓い、実行しています。
この砂漠の絵は、極細の筆ペンの穂先で描いたものです。