ゆめこが虫を撮る

虫が恐怖でしかなかった私が今や〈虫の虜〉に!
神奈川県立「座間谷戸山公園」に生息する野草や虫、野鳥を紹介いたします。

● シロホシテントウ ・ テントウムシ族

2019-01-27 |     テントウムシ
〈 シロホシテントウ 〉
大きさ3.1~4.9ミリ  分布 北海道、本州、四国、九州

ムーアシロホシテントウシロジュウゴホシテントウに似ているけれど斑紋の数が違っている。
前胸背板の斑紋には変異があります。

アラキシロホシテントウにも似ているが(本種)シロホシテントウの斑紋は小さい。
斑紋で見る限りは間違いないと思うのですが?

うどんこ病菌を食べるとのこと。

☆ 下記、画像は別個体です。



● シロトホシテントウ ・ テントウムシ族

2019-01-27 |     テントウムシ
〈 シロトホシテントウ 〉
大きさ 4.5~6.0ミリ  分布 北海道、本州、四国、九州

全体が淡黄色になり、うっすらと斑紋を残す個体や、無紋の個体もいるとのことです。






● シロジュウシホシテントウ ・ テントウムシ族

2019-01-26 |     テントウムシ
〈 シロジュウシホシテントウ 〉
大きさ 4.4~6.0ミリ  分布 北海道、本州、四国、九州、対馬

基本型、暗色型、紅型の3型があり、まれに中間型もあるとのことです。
ムーアシロホシテントウシロジュウゴホシテントウにも似ていて
図鑑と、撮影している画像と慎重に見比べました。


 基本型








☆ 同種だということですね!


 暗色型 このタイプは西日本には少ないとのこと。





 基本型、もしかしたら中間型?


 

● キイロテントウ ・ テントウムシ族

2019-01-13 |     テントウムシ
〈 キイロテントウ 〉
大きさ 3.5~5.1ミリ  分布 本州、四国、九州、対馬、南西諸島

キュウリなどについているうどんこ病菌を食べてくれる益虫。
体が小さなテントウムシはどでかい人間が怖いのか?
傍に寄るとすぐに身を隠してしまう。

正面から見ると、幼稚園か小学一年生の子供が黄色い帽子を被っているようで可愛い!










● カメノコテントウ ・ テントウムシ族

2019-01-12 |     テントウムシ
〈 カメノコテントウ 〉

大きさ 8~11.7ミリ  分布 北海道、本州、四国、九州

微妙に色合いが違っています。
数年前に、この種を見た時にはビックリしました!
こんなに大きなテントウムシが居るという知識がなかったのです。
3年前には、日本最大のテントウムシで、北上してきて今ここにいるということでした。
現在の日本最大テントウはハラグロオオテントウです。

食樹はエノキ、ヤナギ、クルミなど。
黒化した個体もいるとのことです。

 成虫












 幼虫




● ウスキホシテントウ ・ テントウムシ族

2018-12-26 |     テントウムシ
〈 ウスキホシテントウ 〉
大きさ 3.3~4.0ミリ  分布 北海道、本州、四国、九州

翅には3対の淡黄色~黄色い紋が並んでいる。
このウスキホシテントウは標準型のようです。

ウスキホシテントウに良く似ている種に
ムツキボシテントウ(分布:本州、九州、南西諸島、小笠原諸島)がいますが
3対の紋はムツキボシテントウの方が大きいことが多いそうです。






● クビアカヒメテントウ、クロヘリヒメテントウ、カワムラヒメテントウ? ・ ヒメテントウ族

2018-12-21 |     テントウムシ
〈 クビアカヒメテントウ 〉
大きさ 2.3~2.7ミリ  分布 本州、四国、九州、対馬

小さなテントウムシです。
頭部、前胸背板、脚は赤色。上翅は黒く、後縁は橙色。
幼虫はアブラムシの虫こぶの中で育つ。








〈 クロヘリヒメテントウ 〉
大きさ 1.5~2.3ミリ  分布 北海道、本州、四国、九州、南西諸島

とても小さなテントウムシです。
上翅には縦長の赤紋が一対あり、稀に完全に黒化した個体もいる。









〈 カワムラヒメテントウ? 〉
大きさ 1.8~2.6ミリ  分布 北海道、本州、四国、九州、対馬

この時に撮った画像はこのシーンしかありません。
時間をかけて確認してみましたが、画像での同定は不可能のようです。
・・・かと言って私に交尾器の確認など出来るわけもなく
カワムラヒメテントウかも知れない程度の同定しかできません。
初めて聞くテントウムシの名ですが近隣の市では確認されているとのことです。






● モンクチビルテントウ、ヨツボシテントウ ・ ヨツボシテントウ族

2018-12-20 |     テントウムシ
〈 モンクチビルテントウ 〉
大きさ 2.3~3.0ミリ  分布 本州、九州、南西諸島

♂ の頭部は黄色、♀ は黒色。
斑紋はヨツボシテントウに似るが2対の黒紋は大きく横長。
全体に白色の毛が密生する。

1998年に沖縄で記録され、急速に分布を広げている移入種とのこと。
ケヤキの樹皮下などで越冬する。

テントウムシハンドブックで、初めて存在を知りました。
確かに、ヨツボシテントウにそっくりで今までヨツボシとして分類していました。




〈 ヨツボシテントウ 〉
大きさ 2.9~3.7ミリ  分布 本州、四国、九州、対馬

アブラムシを食べる



















● ヒメアカホシテントウ、アカホシテントウ ・ クチビルテントウ族

2018-12-19 |     テントウムシ
〈 ヒメアカホシテントウ 〉
大きさ 3.3ミリ~5.00ミリ  分布 北海道、本州、四国、九州、対馬

左右の赤い円紋の大きさには変異があるとのこと。
各種のカイガラムシを捕食する。

成虫



成虫(左) 羽化間もない成虫(右)



① 幼虫  ② 蛹、終齢幼虫の皮をまとったまま蛹化する ③ 羽化して少し時間が経っている 
④ さらに時間が経過している




〈 アカホシテントウ 〉
大きさ 5.8~7.2ミリ  分布 北海道、本州、四国、九州

上翅は光沢のある黒色に大きな縦長の赤紋が一対あり、紋は融合することがあるという。
クリやウメなどにつくタマカイガラムシ類を食べる。





● テントウムシの分類について

2018-12-18 |     テントウムシ
今まで、テントウムシをどのように分類したら良いのかと気になっていましたが
自分なりにまとめているだけでした!

それが、この夏出版された「テントウムシ ハンドブック:文一総合出版」により
明らかになりました。
テントウムシが詳しく記載されていてとてもありがたい図鑑です。

テントウムシ ハンドブックには
世界では6000種が知られ、日本では約180種が確認されていると記述されています。

英名 Lady bird・・・聖母マリアの鳥を意味するそうです。

漢名 天道虫・・・太陽へ向かって飛んでいくことから
         「太陽神の天道」が由来とされ、縁起のいい虫とされるとの記述。



テントウムシ ハンドブックでは 17の族に分類され、その内15族が掲載されています。

   クチビルテントウ族   この族の内、一種でも撮れている  
     テントウムシ族         〃
   ヨツボシテントウ族         〃
     ヒメテントウ族         〃
   ぺダリアテントウ族         〃
    マダラテントウ族         〃
   マルヒメテントウ族         〃

    アミダテントウ族   この族の内、一種も撮れていない
    アラメテントウ族         〃
 ダエンメツブテントウ族         〃
   ダニヒメテントウ族         〃
 チビクチビルテントウ族         〃
     ツヤテントウ族         〃
   ツヤヒメテントウ族         〃
    メツブテントウ族         〃 

    メダマテントウ族   テントウムシ ハンドブック未掲載
     チビテントウ族   テントウムシ ハンドブック未掲載

今現在、私が撮れているのは7つの族の内、約30種であることがわかりました。
本日以降、暫くはテントウムシを紹介してまいります。

※ 同定は図鑑と、撮影した画像を見比べるだけですので皆様も十分にご確認下さいますように!


● モンクチビルテントウとヨツボシテントウ ・ ヨツボシテントウ族

2018-10-05 |     テントウムシ
モンクチビルテントウという名を、手元にある図鑑やネットなどで見たことはありましたが
今まで見たこともないし、此処にはいないと思っていました。

ところが、今まで撮ってヨツボシテントウと同定いていた中にモンクチビルテントウがいたのです!
残念ながら全身が見えずにたった一枚ですが・・・。

モンクチビルテントウは1998年に沖縄で記録され、北上しているようです。
皆さんも私と同じように分類しているかもしれませんのでご確認ください!

☆ ヨツボシテントウ 体長 2.9 ~ 3.7 ミリ
  2対の黒紋は縦長。


☆ モンクチビルテントウ 体長 2.3 ~ 3.0 ミリ」 
  2対の黒紋は大きく横長。 2017.10 撮影


● ムーアシロホシテントウ ・ テントウムシ科

2018-09-24 |     テントウムシ
〈 ムーアシロホシテントウ 〉
体長 4.0~4.5 ミリ  出現期 4~11 月  分布 北海道、本州、四国、九州、沖縄

前胸の4個の白紋はムーアシロホシテントウの目印。
上翅の白紋は全部で12個。
とても可愛い顔をしています!

☆ 成虫








☆ 幼虫・・・だと思うのですが?






● テントウムシ種類№1~12 まとめ終了。

2018-01-04 |     テントウムシ
テントウムシ種類 №1~12まで
21種目のテントウテントウダマシをまとめてみました。

間違いがあるかもしれませんので慎重に確認してくださいますようにお願い申し上げます。
尚、すべてのテントウムシはマイフイールドにて撮影したものです。


🌼・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

名古屋大学の研究グループが飛べないテントウムシを作ったそうです。

野外の農作物のアブラムシを食べてもらうため・・・
つまり、翅があると飛んで行ってしまうので、翅の形成に必要なタンパク質を抑制したことらしいのです。

・・・が、翅がなく背中がむき出しになるから可哀想だということで
翅があっても飛べないテントウムシを研究しているそうです。

ぺダリアテントウも、イセリアカイガラムシの駆除のためにオーストラリアから導入されて
成果を上げているそうです。

テントウムシは人間社会になくてはならない虫、偉い虫ですね!


  ※ 間違いに気が付かれましたらコメントいただきますようにお願い申し上げます。

● テントウムシ種類 №12 ・ テントウムシ科

2018-01-04 |     テントウムシ
◎ ニジュウヤホシテントウ類

ナスなどの野菜を食害する害虫とされています。

ニジュウヤホシテントウ、オオニジュウヤホシテントウ、ヤマトアザミテントウなどのマダラテントウ類などに
分類されるようですが素人には分類が難しいので
ニジュウヤホシテントウ類としてまとめるのが良いらしいです。

下記の分類は様々な説明をもとにした、私の勝手な分類です。
おそらく間違っているのでしょうが参考までに。

☆ オオニジュウヤホシテントウ





☆ ニジュウヤホシテントウ





☆ ヤマトアザミテントウ



  




● テントウムシ種類 №11 ・ コウチュウ目 テントウムシ科

2018-01-04 |     テントウムシ
☆ アカホシテントウ  体長5.8~7.2ミリ  出現期4~10月  分布 北海道、本州、四国、九州

パソコンの不具合の時にデータを消去されてこの種が、残ったのはこの一枚です。
ウメやサクラなどに寄生しているタマカタカイガラムシを食べるようですが12年の間、一度しか出会っていません。




☆ ナナホシテントウ  体長5~8.6ミリ  出現期3~11月  分布 北海道、本州、四国、九州・沖縄

七つの星を持つテントウで一番わかりやすく、親しみのあるテントウです。
しかし、子供を持つママさんたちの殆どがテントウムシの模様は一種だと思っているのが現状です。








☆ ナミテントウ  4.7~8.2ミリ  出現期 3~11月  分布 北海道、本州、四国、九州、沖縄

斑紋が多様で色彩も色々、成虫も幼虫もアブラムシを食べる益虫です。
他のテントウムシの別名は眼にしませんがナミテントウの別名は「テントウ」ということです。