2018年8月6日 朝日新聞に掲載されました。
日本人の宗教的な病気観と医学的な知識が融合したものとして注目される書物が、
戦国時代に摂津国上郡(現大阪府茨木市付近)の針師、茨木元行が記した「針聞書」。
人体内で様々な病気を引き起こす63種の「腹の虫」が色鮮やかに描かれ、
ヘビのようなもの、羽のあるものと多様な姿形に、つぶらな瞳。
まるでゲームのモンスターのようだ。なぜ、こんな不思議な姿をしているのだろうか。
平安時代、60日に一度の庚申の日、体内の虫が抜け出して閻魔大王に
告げ口するという「庚申信仰」が中国から伝わって日本でも広まった。
続く南北朝時代には、こうした腹の虫があらゆる病気の原因と考えられるようになった。
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赤い虫は熱、青い虫は痛みに関係し、尾が二股のものは治療が難しいという意味だそうです。
その当時は真剣な治療法だったのでしょうがユニークですね!
今でもいるような虫の姿です。63種の姿が見たいですね!
※ 追記 「針聞書」は、九州国立博物館所蔵 でした。
日本人の宗教的な病気観と医学的な知識が融合したものとして注目される書物が、
戦国時代に摂津国上郡(現大阪府茨木市付近)の針師、茨木元行が記した「針聞書」。
人体内で様々な病気を引き起こす63種の「腹の虫」が色鮮やかに描かれ、
ヘビのようなもの、羽のあるものと多様な姿形に、つぶらな瞳。
まるでゲームのモンスターのようだ。なぜ、こんな不思議な姿をしているのだろうか。
平安時代、60日に一度の庚申の日、体内の虫が抜け出して閻魔大王に
告げ口するという「庚申信仰」が中国から伝わって日本でも広まった。
続く南北朝時代には、こうした腹の虫があらゆる病気の原因と考えられるようになった。
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赤い虫は熱、青い虫は痛みに関係し、尾が二股のものは治療が難しいという意味だそうです。
その当時は真剣な治療法だったのでしょうがユニークですね!
今でもいるような虫の姿です。63種の姿が見たいですね!
※ 追記 「針聞書」は、九州国立博物館所蔵 でした。