先日、Tさんが図書館で借りてきた本を何気なく見ていて、私の読む本とは、ジャンルが違う本だな~~・・・と思っていました。
「潜航せよ」という角川書店発行・福田和代さんの本でした。2013年初版の本です。
舞台は人口十三億を誇る中国、この国は一部特権家庭によって支配されている。
劉暁江(りゅう ぎょううこう)を艦長とする094型原子力潜水艦≪長征七号≫は今から三か月の任務に就く・・・というところから物語が始まる。
初めて聞く潜水艦の内部のようすが説明されるのが、おもしろいと読み始めると止まらない・・・・
それにからめて、長崎県対馬の航空自衛隊、海栗島分屯基地へ転任の安濃という主人公を中心に、潜水艦長征七号の潜水して数か月にもわたる中国の軍隊の様子に物珍しさもあり、物語の展開に、ぐいぐいと引き付けられて読み進んでいった。
ジャンルが違うなどと考えていたのが嘘のようで、忙しい合間をぬって読んでしまった。
作者が女性ということも、関心を持ったひとつかも・・・
はじめに感じた、サスペンスだけではなく、いろんな人の感情が巧みに描かれているのに引き付けられたのかもしれません。
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