「Windy」も「Never My Love」も上品なコーラスと特別な世界を表現する楽曲として記憶に残っている。
が、「The Association」というバンドのヒット曲だということは認識していなかった。
1962年、ハワイで米海軍に勤務していたジュールス・アレキサンダーと訪れたテリー・カークマンが西海岸で結成したバンドらしい。
そんなわけでメンバーには「MFQ」のジェリー・イェスターの弟がいたり、ジェリーが制作に参加したりと、ここでもハワイつながりが見えてきて嬉しい。
郷里の同窓T君からのお手紙が興味深いので紹介しよう。
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母校でのエレキバンド「強制アンプラグド事件」の話、私も鮮烈に覚えています。
高校時代の1,2を争う強烈なインパクトのある思い出になっていまして、今でもあのシーンをまざまざと覚えています。
とりわけK教頭の一言「なんだその拡声器は?」という怒声・・・
まさに「カクセイの感」があります。
「カクセイ」といえば今朝、いつものように6時前には目が覚めてしまい。
いつものようにラジオを布団の中で聞いてましたら、一瞬、何を言っているのか耳を疑ってしまうことがありました。
N放送の第1ですが、音楽をお聞き下さいと曲紹介したのが「ウィンディでアソウシエーション」????
一瞬「なんのこっちゃ」と戸惑いましたが、すぐに「アソウシエーションのウインディ」のことかと理解しました。
実際そうだったんですが、FOされた後、紹介でも堂々と「ウィンディでアソウシエーションでした」と、
何事もなかったように番組は進んでいきました。
男女のアナウンサー、たぶん、中堅からベテランの域に入ろうとしている2人が司会しているのですが、選曲は間違いなく制作者だと思います。
ネットで確認しましたら1967年の全米1位ソングということで50年も前のことなので無理はないことだと思いますが、あ~あと溜息が出てしまうほどの「隔世の感」でした。
グループ名も曲名も「ワンワード」なので気がつきにくかったと思います。
あと50年もすると「ブラックバードでビートルズでした」なんてことがラジオから聞こえてくるかも知れません・・・
歌詞の内容まで踏み込んで聞いていないと起こり得ることだと思います。
まさしく隔世の感、「覚醒の朝」でした。
ついでに、これもここ1年の間にまたしでかしていた、お決まりの間違いですが
テレビのワイドショーかなにか、とにかくバラエティで「赤ちゃんの話題」を取り上げていました。
そのBGMにまたしても使われていたのが中尾ミエの「可愛いベイビー」。
ベイビーが「恋人のこと」だなんて思いもしなかったのでしょうね、制作者は。
60年代初めアメリカンポップスの影響もあってか英語で恋人を「ベイビー」と呼ぶのがイキというか
かっこいいと思われて、日本でも盛んに歌に取り入れられたりしました。
ですから「可愛いベイビー」の日本語タイトルも訳詞も「ベイビー」をそのまま使ったんですね。
訳しようもないということもありますが。
ただ、罪作りなのは、コニーフランシスの元歌は「プリティ リトル ベイビー ヤァヤァ 」でハイハイとは歌ってないんですね。
これは漣健児さんから直接聞いたので確かなのですが、「やぁやぁ」じゃ若い恋人同士のことにはぴったりこないので「ハイハイ」にしたということです。
それが「可愛いベイビー ハイハイ」と歌うと「ハイハイが、這い這い(?)」に結びついてしまうようなところもあって、赤ちゃんの歌だとつながってしまったと思います。
勝手な想像ですが・
ちゃんと歌詞を聞けば「可愛いベイビーハイハイ」の後には、
「可愛いベイビーと呼ぶのは、愛しているからかしら、今すぐ会って・・・・」と恋人だとわかりそうなものだと思います。
が、タイトルからの「先入観の呪縛」は引き継がれてしまうんでしょうねえ・・・・
それにしても今朝の番組は訂正されたのでしょうか。
ちなみに7時までN放送第1を聞いていましたが、その形跡はなかったように思います。
The Association - Windy - 1967
Association - Never My Love
(9) 懐かしの昭和メロディー 恋のバカンス 恋のしずく 可愛いベイビ-