西やん中洲にいます。

西やん67歳、日々の出来事独り言

手術の思い出15 【お見舞いの品】

2015-01-18 12:17:31 | 手術の思い出
入院して、当時勤めていた学校の先生や生徒など、見舞に来てくれました。

その中で、正直あまり好きではない先輩の先生が見舞に来て下さり、見舞の品としていただいたのが、鉢植えの花でした。確かに高そうな花だった気はしますが。

普通、鉢植えの花は見舞にはタブーですよね。

ちょうど、時期的にもうすぐ退院か近い頃で、退院前の最後の検査をした頃でした。それが…

検査結果の説明があって、なんと『退院延期』。それも、再検査の結果が出るまて2週間かかるため、最低で2週間の退院延期。ショック。と併せて、お見舞いの『鉢植えの花』を恨めしく思いました。

原因は、肝臓の数値が悪かった事でした。先生の話では、腹部の手術をすると、どうしても肝臓を触るので、ツウジョウ、手術後すぐに肝臓の数値が悪くなるそうです。
それが、私の場合、手術後の肝臓の数値はなんともなかったのですが、手術後2週間程度経過した時期に急に肝臓の数値が悪くなるのは、輸血している事もあり、B型肝炎の可能性か懸念された訳で、その検査に2週間かかるとのことでした。

結果は問題なかったのですが、当初の退院予定から3週間ほど退院が延びてしまいました。

お見舞いに『鉢植え』は絶対にやめましょう。万一、退院できず、『根づいて』しまったら、恨まれますよ。

手術の思い出14 【不意討ち】

2015-01-18 11:58:53 | 手術の思い出
手術後にお腹の糸もとれて、自由に歩き回れるようになった頃ですが、やはりお粥の食事が辛く、こっそり売店に行って、薄いビスケットを買ってきてました。音をたてない様に、口の中で溶かす様に少しずつ食べました。

そうしたら、不意に看護師さんが来て、胃の透し検査するからって。レントゲン室に行って、少量のバリウムを飲んでレントゲン撮影。

病室に戻ってしばらくしたら、先生と看護師さんが慌てて飛んできて、『レントゲンで胃の中に何か変なものか写ってる』って。胃の内容物を出すからって、鼻からチューブを胃の中まで挿入。意識のある時に、鼻からチューブは辛い。

あまりの辛さに、鼻からチューブか入った状態で、『すみません。こっそりビスケットを食べました』と告白。先生は呆れたかんじで、看護師さんには叱られました。

これも、消化器系の手術後の辛い思い出です。

手術の思い出13 【辛かったこと】

2015-01-18 11:26:59 | 手術の思い出
胃の切除手術後に辛かったことは、いくつかありますが、ずっとお粥だった食事もその一つでした。

他には、今は違うようですが、私の頃は手術後数日はベッドで安静にしていました。食事の制限があったこともあり、ずっと点滴を射ちっぱなし。ベッドから出れないので、トイレに行けないわけで、ずっと、おちんちんにチューブが挿入されたままでした。

このチューブのサイズが、私の尿道に合っていなくて、おしっこをする度に激痛がはしります。更に、仰向けて寝たまま、痛みに耐えて、下っ腹に力を入れて排尿しようとしても出ない。出ても少しだけ。何度おしっこしても残尿感があり、しばらくすると、また尿意を感じるのですが、その繰り返し。何日か後に、チューブが外され、自分でトイレに行っておしっこをした時は、すごーく気持ちよかった。

今は、私と同じような手術でも、手術後すぐに歩け歩けの様ですね。手術で切除した後は、体内の傷口も、くっつこうとしているわけで、下手すると変な所にくっつくこともあります。癒着ですね。だから、今は歩いたりして、傷口が特定の所に接したままにならない様にするようです。

点滴も、1日に何本も射っていると、針を刺すところがなくなってきます。針で傷つけるので固くなってくるんですね。ベテランの看護師さんは遠慮なくズブズブいきますが、若い看護師さんは遠慮がちで。
ある日来た若い看護師さんは、針を刺しながら、『あれっ』『あれっ』って何回もやり直し。正直痛い。あげくに『先輩呼んできます』って。

ずっとベッドで点滴射たれている状態なので、テレビでも見てるしかない。時間をつぶすのも大変でした。