西やん中洲にいます。

西やん67歳、日々の出来事独り言

手術の思い出22 【こんなに呑めたの】

2015-01-21 21:33:13 | 手術の思い出
元々、若い頃はアルコール自体が苦手と言うか、お酒は飲めませんでした。ただ、ビールの一口目だけは美味しいかも。なんて思って、100ミリリットルの缶ビールを買って飲んだ時期もあったのですが、三日で体調わるくしました。

それが、吐血を繰り返した事がトラウマになり、吐くことが怖くなって、『お酒』=『吐く』が頭のなかにあり、お酒を避けるようになっていました。

ただ、社会人としてはお酒の席に出ないといけない場面も増えてきます。接待などもそうですが、これは気が張っているので、何とかなりましたが、会合や宴会でのお酒は苦痛でした。飲んだ後、気持ち悪くてタクシーや電車に乗ることができず、博多や中洲から2、3時間歩いて家に帰った事も何度かありました。手術から15年間。一度も吐かずに暮らしてきました。

それが、ある年の暮れの忘年会の帰りに、同じ方向の四人でタクシーで帰っていたら、よほど飲んでしまったのか、体調が悪かったのか、最寄り駅の近くで、気持ち悪くて我慢できず、タクシーを止めて、降りて、『後、よろしく』って見送った直後に吐いてしまいました。苦しい。

ただ、苦しみながら、『15年間怖がっていた苦しさって、こんなもん』って言うのが、頭に浮かんでいました。

それからが大変。しばらくは飲んでも酔わなくなってしまって。あげくの果てには、一人でも飲みに行くようになって。

それが、西やん『中洲に居ます』になってしまった訳です。

これも、多分に精神的なことで、どうにでも変わってしまう、私を表しています。

手術の思い出21 【性格って変わる?】

2015-01-21 20:48:21 | 手術の思い出
そろそろ、手術の話しも尽きてこようとしています。

私が手術をした原因が、ストレスからくる多発性潰瘍で吐血。
この頃の私は、終った事をウジウジと考えるタイプ。ああすれば良かった。こうすれば良かった。みたいな、反省でもなく、ただ落ち込んでいました。
それと、まだ起こってもいない事について、心配すると言うか。例えば、仕事で失敗して報告に行く時に、多分に保身もあるのでしょうが、どう言われるだろう。どう答えようとあれこれ考え悩みました。でも、ほとんど思った通りにはならない。後でまた終った事をウジウジ考える。そんな日々でした。

それが、病気になり、胃を切り。同じ事繰り返してもなー。なんて考えているうちに、考える事、悩むことは変わらないのですが、納得できる答えが見つからない時に、『まぁ、いいか』って思えるようになりました。ある程度は考える、悩むのですが、ある程度の時間で答えが見つからなかったら、考える事を止める。それだけで気が楽になったのと、考え込む事を止めたことで、かえって不意にアイデアと言うか、答えに近いものが浮かぶようになりました。

そんな事を繰り返していたら、いつの間にか、大概の事に動じなくなってきました。『なんとかなる』みたいな考え方です。これが良い面に働くことと、悪い面に働くことと、両面あるのですが、若い頃の自分とは全然違うと、自分では感じています。

これが、手術をしたお陰だと自分では思っています。私の場合、薬で治しても、性格が変わらなければ、何度も同じ病気になっていたと思います。
母親の『切れば治る』の一言で、即刻手術して、良かった。

※ 個人の感想です。