おはようございます。
天気予報では、今日は昼前から雨になり、それなりの雨量があるようです。
福岡では明日にかけて雨ですが、雪となる地域もあるかと思います。
明日、明後日は「大学共通テスト」が実施されます。
交通機関への影響などがあまり出ないといいのですが。
【北朝鮮無人機撃墜失敗】
昨年12月26日に、北朝鮮の無人機5機が韓国領空を侵犯し、内1機が韓国大統領府がある飛行禁止空域まで侵入していたという事件がありました。
それに対して、韓国軍は戦闘機、攻撃ヘリを出動し、100発程度を発射しての迎撃を行いましたが、撃墜に失敗したとのニュースがありました。
そして、その原因として。
戦闘機や攻撃ヘリから「機関砲」などを発砲するにしても、発射できる地域が限定されるということがあります。
無人機が飛行するその下に住宅や工場、公園など人が居る可能性があるところで発砲した場合、撃墜したとしてもその残骸が落下し被害が出る可能性があります。また、発射した機関砲や対空ミサイルが当たらず地上に落下することも考えられます。
そのため、実際に「撃墜」という行為に出られる場所が限られてしまう。ということがあります。
これが実際の「有事」の時であればそんな事は言ってられない訳ですが。
これは別に韓国だけの問題ではなく、日本でも同じことが言えます。
実際に今、「戦争状態」にあるウクライナでは、昨年10月以降だけでロシアからミサイルやドローンが1000発以上発射され、電力施設などを中心に攻撃を受けています。
イラン製ドローンも使用されている訳ですが、このイラン製ドローンに関しては警察官が(ライフルなどの)銃で撃墜したとのニュースもありました。
ウクライナ軍に対してドイツから「ゲルバルト対空自走砲」という兵器と弾薬が提供されています。
この「ゲルバルト対空自走砲」は、1973年(昭和48年)に配備が始まり2010年(平成22年)に退役した「旧式の兵器」です。
この「旧式の兵器」が、ロシアからの巡航ミサイルやイラン製自爆ドローンを撃墜するのに役立っているとのことで、撃墜までに使用する弾丸は6発から10発程度とのこと。
これを、仮に地対空防衛システムで迎撃ミサイルで対応した場合。
アメリカがウクライナへの提供を認め、日本の自衛隊にも配備されている「パトリオット」を使用した場合、ミサイル1発が4億円です。
自爆ドローンなどは高価なものでも200万円とか吸う00万円程度。割が会いません。
なので、射程の短い旧式の「ゲルバルト対空自走砲」などの兵器でも十分な効果をあげることが可能だということです。
残念ながら、昨年2月24日に「ロシアのウクライナ侵攻」が始まり、戦争状態が10か月以上続いています。
陸続きのウクライナとロシアと、周囲を海に囲まれている島国日本とは異なる面もあると思います。
今回の「ウクライナ侵攻」の様に早い段階で「地上部隊」が国境を越えてくるというのは島国日本では攻める方も困難な訳で、おのずと、航空戦力、ミサイル兵器、ドローンなどでの攻撃にさらされることになります。
日本の防衛はどうあるべきか。
「防衛費増額」やそれに伴う「増税」の議論がありますが。
ウクライナの様に、1日に100発の攻撃とか、韓国の様に無人機(今回は偵察でしたが)5機が進入してきた場合、そこまで防げるのか。
「ロシアのウクライナ侵攻」で、安全保障上の問題が現実味を帯びてきてしまいました。ロシア、中国、北朝鮮に囲まれている日本。台湾に近い日本。
他人事ではありません。
では、また。