こんばんは。
今日から『大相撲初場所』が始まりました。
「一横綱一大関」ですが、横綱「照ノ富士」が初日から休場です。
先場所は「巴戦の優勝争い」になりましたが、期待としては今場所も何人かの接戦になるかもしれません。
2週間、楽しみます。
【出水のつる】
鹿児島県出水市には、毎年越冬のために「つる」が飛来します。
今シーズンも、今が「つる」が渡ってきている時期ですが、今年は異変があるようです。
数日前に飛来した「つる」の数を数えたそうですが。
飛来した数は、10,074羽で例年より6,700羽ほど少なかったそうです。更に、1,369羽が鳥インフルエンザで弱っていたか死んでしまったそうです。
今シーズンは、「鳥インフルエンザ」の発生件数が過去最多の様です。
ただでさえ「ロシアのウクライナ侵攻」などの影響で、飼料が高騰しているところに「鳥インフルエンザ」が多発して処分される鶏などの数も多くなり、「卵」や「鶏肉」の値段が上がっています。
人間の世界でも「新型コロナ」と「インフルエンザ」が同時に感染拡大しています。特に最近は1日に亡くなる方の人数も「過去最多」を更新しています。
まだまだ、冬のシーズンはこれからですので、気を付けたいものです。
【少子化の先】
2022年の出生数が80万人を下回る見込みだということです。
このまま「出生率」が急減していくとどうなるのか。
現代ビジネスの記事で、『日本はこのまま人口激減が続くのか…衰退国家で起きる大変化「荷物が届かない」「みかんの産地が東北に」「水道代が高くなる」』というのがありました。
その記事の中で、(河合雅司著)『未来の年表』シリーズ最新作『未来の年表 業界大変化 瀬戸際の日本で起きること』という本の内容が紹介されていたのですが。
----------
【『未来の年表 業界大変化』第1部】
──製造業界に起きること
革新的ヒット商品が誕生しなくなる
──自動車産業に起きること
整備士不足で事故を起こしても車が直らない
──金融業界に起きること
IT人材80万人不足で銀行トラブル続出
──小売業界とご当地企業に起きること
地方紙・ローカルテレビ局が消える日
──物流業界に起きること
ドライバー不足で10億トン分の荷物が運べない
──農業と食品メーカーに起きること
みかんの主力産地が東北になる日
──住宅業界に起きること
30代が減って新築住宅が売れなくなる
──建設業界に起きること
老朽化した道路が直らず放置される
──鉄道業界に起きること
駅が電車に乗るだけの場所ではなくなる
──ローカル線に起きること
赤字は続くよどこまでも
──生活インフラに起きること
地方に住むと水道代が高くつく
──医療業界に起きること(1)
2030年頃には「患者不足」に陥る
──医療業界に起きること(2)
「開業医は儲かる」という神話の崩壊
──寺院業界に起きること
多死社会なのに「寺院消滅」の危機
──葬儀業界に起きること
会葬者がいなくなり、「直葬」が一般化する
──地方公務員に起きること
「ごみ難民」が多発、20キロ通学の小学生が増加
──安全を守る仕事に起きること
60代の自衛官が80代~90代の命を守る
----------
それぞれの意味は、本を読まないと分からないのですが。
高齢者が増え、若者が減るということは現実として進んでいて、いろんなところにその影響が出てくるということです。
「少子化対策」は待ったなしの状況であることは誰しも分かっていることなのですが、では、有効な対策とは何なのでしょうか。
おそらく、一つではないでしょう。
「もう一人、子どもを産み育てよう」と思える『動機』となるものは何なのか。どうなれば、「もう一人」と思えるのか。
『出産費用の補助の増額』
『児童手当の引き上げ』
『(東京都の様に)一人月5,000円の手当て』(これは、財政状況により出来ない自治体の方が多いでしょうが)
『医療費の無償化年齢の引き上げ』
『高校、大学などの無償化』
などなど、いろいろ手立てはあるのでしょうが、やはり『財源』をどうするかの問題があります。
岸田首相は、年頭会見で「異次元の少子化対策に挑戦する」とし、児童手当など経済的支援、幼児教育・保育サービス・育児休業制度などの強化に努めると表明 していますが、『異次元』というからには、相当大きな改革、変化が無いと『異次元』とまでは言えません。
『N分N乗方式』
今日、フジテレビ「日曜報道 THE PRIME」 で橋下徹氏も提案したようですが。所得税の課税の方法で『N分N乗方式』があります。
簡単に言うと、所得税の課税を「課税対象者個人」ではなく「1世帯の所得合計」に対して行うものです。
所得税率は所得が多いほど高くなるものとして、「1世帯の所得合計」を「1世帯の人数」で割った「一人当たりの所得額」に対して「税率」を求め、「一人当たりの所得税額」を算出して、それに「1世帯の人数」を掛けたものを「所得税額」とするというものです。それにより、「1世帯の人数」が多い、つまり、子どもが多い世帯ほど所得税額が少なくなるという制度です。
※ 詳細はお調べいただければと思います。
フランスでは『N分N乗方式』を早くから採用しており、「人口増加」が見られたとのことです。ただ、どこまで効果があるかは意見の分かれるところではあるようですが。
『異次元』のというからには、大きな制度改正を含め、大胆な政策を検討しないといけません。
どうすれば「もう一人」と思えるか、そこを理解することが先決ですね。
また長くなりました。
では、また。