こんばんは。
今日は、久しぶりに博多駅前の広場の方に行ってみました。
この時期はイルミネーションですね。
駅前の通りは黄色っぽい照明です。
【中国への不信感】
今日のニュースで、中国政府が日本からの訪中客に対する短期ビザを今月30日から免除すると発表しました。
日本産水産物の全面禁輸措置も、徐々に解除することになっています。
中国政府としては、来年1月のトランプ大統領の就任を前に、日本をはじめとする国々との会計改善を行っておきたいところで、日本に関しては、中国本土への投資にも期待しているものと思われます。
ただ、今の中国経済は良くありません。いろいろ対策をとっているようですが、いっこうに効果は出てきていないと思われます。
それにも増して、国民の不安や不満がピークに達してきているのか、凶悪な事件も増加しているとのこと。
日本人学校に通う男児が刺殺された事件。多くの人が亡くなった、車の暴走事件や、刃物での切り付け事件も立て続けに起きています。
そういう面では、ビジネスを除いて、どれほどの日本人が「観光目的」で中国へ行くかですね。今は、中国社会の情勢が良くないように見えます。
話は変わりますが。
11月1日に、ヨーロッパのセルビアの首都ベオグラードの北西70kmにあるノヴィサドという都市の鉄道駅で、駅舎の外側に設けられた屋根が崩落する事故が発生し、少なくとも14人が死亡し、30人以上が重軽傷を負った事故がありました。
この駅は、セルビアの運輸省が1600万ユーロ(約26億円)を投じて2021年から中国企業によって改修工事が行われ、今年7月に完成したばかちだったとのことです。
ただ、崩落した屋根の部分は、この工事の対象には入っていなかったそうですが、工事が影響した可能性は十分に考えられます。
この工事は、中国の『一帯一路』構想の一環で行われたもので、この『一帯一路』の特徴として、実際の工事などには中国企業が入り、労働者も含め中国から送り込まれるため、あまり、地元への経済的な恩恵はないようです。
今回の事故を受け、ベオグラードなどでは責任を問い、担当大臣の辞任を求める大規模な抗議デモが発生し、同国でインフラ投資で存在感を高める中国と、それと手を組む政府に対する一般国民の不信感の高まりが噴出したものだとのことです。
抗議者は、この事故を「万円する汚職、透明性の欠如、ずさんな改修工事」よる人材だと非難しているとのことです。
事故原因は現在調査中とのことですが、今回崩落した1964年建造の屋根は改修工事には含まれていませんでしたが、改修工事により建物の構造変更が行われ、間接的に屋根を崩壊を引き起こした可能性があると、セルビアの専門家は述べていると国内メディアが報じたとのことです。
中国の『一帯一路』に関連しては、いわゆる『債務の罠』により、中国への返済が滞り、港などの開発されたところを中国に明け渡す事態が起こっているとことも多々あります。
いちばん悲惨な例は、スリランカですね。デフォルトが起きてしまいました。
これは一例ですが。
『一帯一路』に絡んだところでは、その事業、工事などに関する情報の不透明性が指摘され、国内で批判の声が高まる要因の一つとなっているとのこと。
中国のセルビアへの投資、とくにインフラや鉱業に関する活動では、しばしばその不透明性に対する論争が起きているとのことです。
ただ、情報を開示すれば疑惑はすぐに晴れるであろうところ、中国がからむ部分などの情報公開は進まないようで、それらに対する中国への不信感が、今回の事故に対する疑惑に拍車をかけているとのことです。
『一帯一路』は、必ずしもうまくいっているとは限らないのですが、問題も多々起きています。
中国は、外国からの投資などを本気で臨むのであれば、これらの問題の解決など対外的な対応を見直す必要があるでしょう。
ただ、実際には、やっている事がチグハグで、「チャイナリスク」を敬遠して、海外からの投資も逃げ出し、経済回復もすぐには難しい状況です。
中国自体が、「不透明」ですから。
言論、情報の統制を行い、国民を監視し、抑え込むばかりですから。
いつか、国民が大きく爆発する事が起こるかもしれません。
日本も、中国との付き合い方には気を付けないといけませんね。
では、また。