こんばんは。
今日の日中は雨が降っていました。気温も下がっていたようです。
帰りは弱い雨が降っていて、傘をさして家の近くのコンビニで買い物をしたのですが、コンビニを出たとたんに雨が激しくなって、そのまま、結構雨が降りました。
明日も雨のようです。最高気温も更に下がって13度になるようです。
仕事場にも暖房が入り、暑かったり、一服するのに外に出て寒かったり、身体が大変、体温調節が大変です。
でも、まだまだ冬は先ですから。気を付けなければ。
【兵庫県知事選が残したもの】
いろいろな意味で「異例」だった兵庫県知事選です。
選挙後には、もうあまり触れないつもりではいたのですが。
「文書問題」を皮切りに、すったもんだした挙句に、県議会で全会一致での「斎藤知事への不信任決議案」が可決され、知事は「失職」を選択し、『出直し選挙』となりました。
そして、当初の予想に配して、13万票差で斎藤知事が再選される結果となりました。そこには、ネット、SNSが大きな役割を果たしたといいます。
そして、「大マスコミが負けた」との言説も。
そういう意味では、ネット、SNSがうまく利用され、法律や自主規制に縛られた「マスコミ」が『真実を伝えていない』と捉えられたことがあります。
「マスコミ」には、特に選挙期間には「政治的に公平」であることが求められ、よほどの事がない限りは、候補者のマイナスになる報道はしません。
まあ、選挙期間で言えば、警察も、選挙期間中に捜査を行った上で、「選挙違反などの摘発」は選挙戦後に行っています。
そういう意味で、テレビや新聞などは「公平」に縛られ、真実もなにも、候補者の主張を公平に伝えるのみです。それはそれで理解すべきだと思います。
それに対して、ネット上では、「嘘も、嘘も、嘘も、本当も」言いたい放題。
更に、「誹謗中傷」なども交えて言いたい放題状態。
次点となった稲村候補の後援会は、後援会が立ち上げたSNSが不当に凍結されたと。それも2回も。誰かが管理者に「嘘の通報」をしたとして訴えを提出しています。
「出直し選挙」に至る前のマスコミの報道は、結果的に斎藤知事を「悪者」にする内容が多くありました。でも、それが全てではなかったとは思います。
そのマスコミが『報じなかった』ことが、『事実』としてネット上で拡散され、政策そっちのけで、斎藤知事は『悪者』なのか『いい人』なのかが論点になっていまっていたとのこと。
ネットでは、斎藤知事の知事になってからの実績や、『事実』としていろいろな事(虚偽も含む)が大量に流れたようです。
それを目にした有権者の中に、『マスコミの報道は事実ではない』『ネットの方が正しい』と判断した人も多かったようです。
ただ、ネットの仕組みとして当然の事なのですが、検索や閲覧をすると、その履歴をもとに好むであろうものが表示される仕組みになっています。なので、同じような内容のものが自動的に配信されてくるということになります。
それを、一方的な「見方」で観ると、『ネット上では、これだけ同じような話が出てくるではないか』となる訳です。
いい、悪いは別として、政治に対する「マスコミ」の役割と規制。
それに対して、ネット上では言論が無制限であること、自己の検索や閲覧履歴に基づいて、記事などがみられるようにする仕組みになっていること。
そういう仕組みについて、理解する必要があるのではないでしょうか。
更には、選挙に限りませんが、「誹謗中傷」や「妨害」などの行為については、比較的容易に取り締まれる、発信者を特定できる法的な仕組み、実際の物理的な仕組み(アプリなど)も必要かも知れません。
ただ、どうしても出てくるのは「言論の自由」と「規制」との境界の問題です。ネット上で、SNSなどで発信する内容のどこまでは「言論の自由」で、「どこからが犯罪、または、法令違反」なのか。
ただ、今回の選挙の様な短期間では、「発信者を特定して訴える」にはあまりにも時間が無さすぎます。更に、そこから法的手段に持ち込んだとしても、とても長い期間がかかることになります。
現実問題として、「誹謗中傷」などの問題は深刻化しているものです。『強力な対策』は必要でしょう。
別な問題としては、N党の立花氏の様な存在に対する対処。
おそらく、「法律ぎりぎりのところ」で好き放題しているように見えます。
都知事選での「ポスター掲示」の問題など、法律の「隙間」、「対処漏れ」のところを、あえて突いてきている。なので、「性善説」で居ると、とんでもない事をされるけれども、法的にも対応しようもないということが現に起きています。この様な事に対しては、スピード感を持って法改正などを適時行っていく必要があります。
ただ、「いたちごっこ」になる可能性は多々ありますが、やり続けるしかありません。
今、話題にあがっているのは、斎藤知事のSNS利用に関して、西宮市の会社の社長のSNS記事が「公職選挙法違反」に当たるのではないかという問題。
「報酬を払っていなかった」「個人的なボランティアだと認識」といっても、法令違反になる可能性があると。
ただ、この問題は、いろいろ憶測で言っていてもらちがあきません。
全く報道には出てきませんが、この件で「兵庫県警」は動いているのかです。
このPR会社、および、社長に対して。
または、知事サイドに対して。
任意でも、何かを調べたりしているのか。要は、警察が「公職選挙法違反」の容疑での捜査を起こっている、または、行う方向であるのか、です。
どんなに報道しても、警察が「立件」するつもりがないのであれば、それはもう推定無罪です。本当のところはどうなのか。
まあ、PR会社都知事サイドの契約が「口頭」というのもおかしな話で。
普通の会社であれば、契約書、または、発注書があって、はじめて業務にあたるものです。「契約書はなく、口頭で発注」は、「契約書にはまずい事も書かれているので、無いことにする」にどうしても聞こえてしまうのは私だけでしょうか。
これも、警察が本格的に捜査に入り、家宅捜索などを行えば、なんらかの証拠も出てくるのではないかと思います。
ただ、警察が立件することがなければ、その「証拠」の入手もできない訳で、そうこうしている内に、「証拠隠滅」「捏造」もあるかもしれません。
ポイントは「警察の動き」。これしかありません。
では、また。