こんばんは。
今日の実際の気温は分かりませんが、予想の22度前後であっただろうとは思います。
今はまだ、仕事場の室内のエアコンは、「冷房」で25~26度に設定しています。ということは、外の気温の方が低いので、今日はエアコンはほとんど稼働していなかったと思います。
タバコを吸うために外に出るのですが、ちょっとヒヤリとした感じでした。
明日、明後日も雨模様です。
【それ間違ってませんか】
文春オンラインが、1日にデジタル相に就任した平将明氏に関するニュースを報じました。
『平将明デジタル相(57)が“11億円詐取企業”から288万円の献金を受けていた《社長は今年6月に逮捕》』
記事は、
「10月1日に発足した石破茂内閣でデジタル相として初入閣を果たした平将明氏(57)が、今年6月に社長を含む従業員ら3名が詐欺の疑いで逮捕された企業から総額288万円の献金を受けていたことが「 週刊文春 」の取材で分かった。」というもの。
平氏の経歴を説明した後、
「そんな平新大臣に早くも発覚した“政治とカネ”の疑惑。平氏が代表を務める「自民党東京都第四選挙区支部」が“いわくつきの企業”から2011年から2022年までの間、献金を受けていたのである。 」
というのですが。
「この企業は、2003年ころから約20年間、いわゆる”粉飾決算”を行い、決算書を税務署に提出。粉飾した実際とは異なる決算書をもとに、多くの金融機関から融資を受けていた」とのこと。
その企業から、平氏が代表を務める自民党支部に献金があったとのことですが。これ、何が問題なのでしょう。
・ 平氏が、その詐欺に係わっていた訳でもないです。
・ 政治資金規正法に基づく、政治資金収支報告書に未記載であったという事実もないです。
・ 当該企業は、粉飾決算を行った上で、融資のプロである金融機関から「融資」を受け、それによって今年6月に逮捕されているということで、この様な状況で、献金した企業の実体を把握できるかといえば、(プロも騙されているので)無理です。
なので、その献金を受け取ったこと自体には「何も問題はない」はずです。
ただ、「債権者から詐取したおカネが寄付されていることから、”道義的”には返還を検討するべきでしょう。
ただ、文春は、『”政治とカネ”の疑惑』と書いていますが、どこが”疑惑”なのでしょう。
「デイリー」のニュースでは、
『SNS大荒れ 新デジタル大臣 皇居で任命式中に文春砲 「今から宮中」浮かれX投稿も→「おい文春載ってるぞ」「説明まだー?」「早くも金の問題か」』とのタイトルでのニュースが配信されているのですが。
その中で、「親任式」のため皇居に居る平氏に向けてのSNSの声を取り上げています。
(→ は私の私見です)
「自慢しているところ悪いんだが…お前早速文春のネタになってんぞ。どうすんだコレ? 」 → だから、何が問題なのでしょうか
「説明しないと」「これについて説明してみ!」「おい、文春が、なんか言っとるぞ」 → 記事中で平氏の事務所に問い合わせた回答が記載されています。
「入閣して浮かれているみたいだな」「文春になんか出てましたよ?」「説明まだですかー?」「文春に記事出てましたよ」「大臣就任早々に早くも金の問題かい」「説明が必要ですね」「何か文春に書かれてるなw」「大臣辞任第一号か?」
まあ、”文春砲”。組閣のたびに、新大臣を取り上げて攻撃したいのでしょうが。
”政治とカネ”の疑惑、などと書くから、勘違いした読者が暴走する訳です。
それ間違ってませんか!
【それ間違ってませんか】
昨日の夜中ですが、再放送されたNHKスペシャルを観てしまいました。
NHKスペシャル 祖父はユダヤ人を救った~ガザ攻撃と”命のビザ"~
というタイトルです。
第二次世界大戦の当時、ナチス・ドイツがポーランドに進軍し、同じ事、ソ蓮軍もポーランドに進軍したのですが、ナチスなどに追われたユダヤ人が、隣国リトアニアにあった日本領事館に殺到したました。「ビザ」の発給を願い出たのです。
外交官の杉原千敏氏は、本国に問い合わせましたが、返事は「NO」。でも、杉原氏は、独断でユダヤ人約2000名にビザを発給し、その家族などを会わせて約6000人のユダヤ人が戦禍を逃れ、シベリア鉄道でウラジオストックへ行き、船で福井県敦賀港へ渡り、その後、アメリカや上海に逃れたとのことです。この杉原氏の行為は『命のビザ』と呼ばれています。
杉原氏は帰国後に、無断でのビザ発給を行ったことで解任されます。
ただ、杉原氏は、この話を積極的にはされなかったとのこと。
それを広めたには、杉原氏の奥様であり。現在は、孫のまどかさんが伝えているとの事です。
昨年10月でしたか、ハマスがイスラエルに侵入し、1200人以上を無差別に殺害し、更に、200人以上の”人質”をとり、地下施設に立てこもりました。
それに対して、イスラエルは激しい空爆や地上進攻を行い、現在はパレスチナ人に4万人以上の死者が出ています。
そのため、杉原氏の孫のまどかさんの元には、
「あなたのおじいさんが助けたユダヤ人が、パレスチナに対してこんなにひどい事をしている。助けた意味はあったのですか」などの意見が届いているとのこと。
称賛された『命のビザ』が揺れているとのこと。まどかさんも葛藤しているとのことです。
でも、この意見、おかしくないですか。
「ユダヤ人」をいっしょくたんにしているというか。
杉原氏が「ビザ」を発給した当時、約600万人のユダヤ人が「ユダヤ人である」というだけで、あかちゃんから老人まで惨殺されました。
そういうユダヤ人が迫害された状況で、杉原氏は約6000人のユダヤ人を救う「人道的措置」を講じた訳です。
杉原氏は、「そんな民族でも僕は助けたい」と言われていたとのこと。「ユダヤ人」だから助けた訳ではない。これは、立派なことです。
更に、その時に助かったユダヤ人には、何の問題もありません。
それと、今のイスラエルのガザへの攻撃を「同一視」するのはおかしい。
今の状況をもとに、杉原氏の行動に「批判」じみたことを言うのはおかしくないですか。
これは、私の私見ですが。
今の「ガザ」に事態の責任は、イスラエルだけの責任ではないと考えています。その日、ハマスがイスラエルに侵入し、1200人強を無差別に殺害し、200人以上の”人質”をとった行為。これが無ければ、今の事態は起きていないのです。
さらに、ハマスは「この攻撃をすれば、イスラエルがどう出てくるか」は十分に分かった上で行ったことだと思います。
自分達は、地下にもぐり、人質とともに姿を消したことで、イスラエルとしては、「地下に到達するほどの激しい攻撃」をする必要にせまられた。
私は、そう理解しています。
なので、「現状」の責任は、少なくともイッラエル100%ではない。
ましてや、杉原氏の人道的行為と、今のイスラエル(ユダヤ人)の攻撃をいっしょに扱うべきではない。
なので、まどかさんに、非難めいた言葉を送るのは筋違いなのではないか。
私は、そう思います。
長くなりました。
では、また。
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