こんばんは。
今日は日中も本当に寒かったですね。風もあったので。
日中も時々雪が舞っていました。
朝の通勤時、屋根の上にうっすらと雪が積もり、屋外に止めてあった車の上にもうっすらと。でも、道路などそれ以外は全く。福岡では、やはり積ることは少ないです。
でも、今回はどうか。
明日がピークの様です。
【ひらめき】
今日は出勤する人も少なかったのですが、いつもは在宅のことが多いAさんが来ていました。
午後に、Aさんが自分のパソコンを持って、私のところに来て。
「ここで、こんな事象が起きているんですけど、理由ご存じないですか?」と質問されました。
内容は、給与計算の処理をテストで流した時に起こったものなのですが、給与計算のシステム自体が古いもので、よく分からないところがあります。
今日、異常となっていたのは、まさにその部分で。
それで、処理結果のログを観ていたら、主な処理が始まる前の準備段階のところでエラーが起こっていて。ただ、そこで使用しているファイルは問題ないはずで。ということを説明したのですが。
Aさんが、盛んにキーボード叩いて、ファイルの内容を確認して、「あっ!」と。給与計算をする際の情報を記録するファイルの中で、「初回」か「2回目」以降かを示す部分があるのですが、実行しようとしたのは「2回目以降」の処理でしたが、ファイルの中身の情報は「初回」になっていました。
Aさん。「あーっ、これ3日くらい悩んでたんです。お話している間に気づけました。」と。
彼女にもよい経験になったでしょう。
もうずっと以前の話ですが、私が熊本に居た頃のことです。
入社2年目の後輩と、新横浜駅近くで仕事をした時、自分にも役割があったので後輩には任せられる部分を任せていました。
ただ、行き詰まったら行ってくるように伝えました。
それで、時々、行き詰まると私のところに来るのですが、まず説明してもらいます。何をやっていて、どこで、どんな状態になっているのか。
ただ、私も仕事をもっているので、耳を傾けながら仕事を続けます。
すると、何割かは、途中で「あっ!」と言うんですね。自分で気づくんです。
他人に説明するためには、自分で頭の中でまとめてから離さないといけないので、おのずと考える訳で、その時は気づかなかったことも、説明しているうちに「あれっ?」と思うとことが出てきて。それで、自分で気づくことがあります。
なので、その時は、「あっ。わかりました」ということになるので、「よろしく」と言って私は仕事を継続します。
ただ、最後まで説明しきることももちろんあります。
その時は、仕事の手をとめて、後輩の方を向いて、「もう一度、説明して」とお願いします。
経験していないことは、やはり気が付けません。
その時は、私の方が原因が分かっても、直接、その事を教えるのではなく、調べ方などのヒントをと絶えます。それでもダメな場合は、絵を描いてイメージで伝え、解決方法を伝えます。
そうしてきました。
今日、Aさんが質問に来て、途中で自分で気が付いて、「ひらめいて」。
これからは、同じ事象の時には思い出し、疑ってみることができると思います。それだけでなく、似た事象の時には、「こうなんじゃないか」と思えるようになるかも。
そういうところが大事ですね。
「答え」を知っている時に、「答え」そのものを伝えても、あまりためにはならないかな。と。「答え」に近ずく方法を伝える方が。
私が今の仕事を始めた時の直属の上司がすごい人で。
私が質問に行くと、ほとんどの場合、「あそこの棚の、〇〇の〇〇ページあたりに書いてあるから」と、それだけ。
なので、その通りに調べると、資料がみつかって。
それから、同様の事がおこると、資料(マニュアルなど)を調べるようになり、その時には、ピンポイントではなく、どうしてもその周辺から見ていくことになります。
それが後々役に立つことが多くて。余計なところまで目を通していると、それに関する事象が起こった時に、「確か、あれのあの辺に書いてあったような」と思い出せて。
その量がだんだん結えて。その後、他人に聞かれても、「確か、あのあたりに・・・」と。それから、だんだんと聞かれるようになって。
多少無駄で、多少遠回りでも、そういう積み重ねが・・・。
でも、今の若い人には『タイパが悪い』と言われるかもですね。
そんな事を思い出しました。
では、また。
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