今日のいろいろ1116 【情報戦】

こんばんは。

昨日より今日は少しだけ気温が上がり、寒いとは感じませんでした。

金曜日は全国的に雨のようで、九州は一足先に明日の夜から雨のようです。

ひと雨ずつ、季節が進んでいくのかも知れません。

【情報戦】

昨日は、「イスラエルとハマスの戦争」について書きましたが。

全世界で、「反イスラエル」のデモなどが活発化したタイミングがありました。

それは、「ガザの病院にイスラエルの空爆があり、５００人以上が死亡した。」というニュースが流れた時です。

「病院を攻撃すること」は、国際法違反とされます。

そのため、このニュースが世界を駆け巡ったのですが。

その後に、実際に病院での爆発があった際の少し前からの遠くからの映像と、爆発後の病院だとする駐車場の車が１０台以上消失している映像が流れました。

その映像を分析したものとして、「ハマス以外のイスラム勢力が発射したロケット弾が、何等かの原因で落下したものと思われる」というものと。

病院の爆発後の映像では、駐車場の車の消失は確認できるが、周囲の建物などの被害は確認できない。そこから、「５００人が死亡するような爆発、被害とは思えない」とうものです。

この（病院の空爆で５００人以上が死亡）ニュースが全世界を駆け巡ったため、各国の「反イスラエル」勢力のデモが活発化しました。

世界各地に、アラブ系の人達、イスラム教徒は数多く居ます。また、ユダヤ系の人も数多く居ます。もちろん日本にも。

そして、ニュースでは割合的に「反イスラム」デモの方が多く報じられているように思います。

真偽は分かりませんが。

この「病院での爆発」のニュースは、ハマス側の『情報戦』としての粉飾された情報ではないのかと思います。

今報じられているガザ地域での死者数の数字は、ガザの保健当局の発表に基づいていますが、この保険当局自体がハマスと結びついている可能性もあります。そうなると、この数字自体にどれだけの信ぴょう性があるのかということになります。

話は変わりますが。

来年１月１３日投票で、台湾の「総統選挙」が行われます。

現在の蔡総統の民主進歩党（民進党）が政権をとってから、中国と台湾の関係は冷えています。

野党第１党の国民党は「親中」と言われています。なので、中国からすると、国民党が政権を取るほうが対台湾政策としてはいろいろ進めやすい訳ですが。

この台湾をめぐる『情報戦』のニュースがありました。

台湾のある若い女性が、書店で「ある本」を購入しました。

それからしばらくすると、「書店の店員」と名乗る男から電話があり、「ある本」に関してのアンケートがあったそうです。

「何故、その本を購入したのか」からはじまり、いろいろ質問されたそうですが。その後、

「台湾独立について、どう思うか」など、その女性の考え方についての質問に代わり、あげくは、「親中」を勧めるような発言になり。

発信者の電話番号の国籍番号は、あきらかに台湾ではなかったそうで。

その女性は、「明らかに中国本土から掛けてきたものでしょう」

「この手の電話があることは聴いていましたが、まさか私に掛かってくるとは思っていませんでした」

とのこと。

中国本土から、台湾の有権者に対して、「総統選」に関連する『情報戦』をしかけてきている、というものです。

「フェイクニュース」だけでなく、「さも正しい情報である」と見せかけたものもあり、いろんな形で『情報戦』が仕掛けられています。

「フェイクニュース」や「真偽が分からない情報」は、拡散する前に、裏を取ってからとすべきで。

それには、「発信元」がどこで、信頼できるところか。

同じニュース、情報が他のメディアなどで、どう扱われているか。

もしかしたら、どこも扱っていないこともあります。

「フェイクニュース」や「真偽の分からない情報」はあふれていて、自分の耳に入ってくるのも当たり前になっているという前提で。

自分なりに、見分ける努力は必要なのかも知れません。

オイルショックの時の、「トイレットペーパー」の不足のニセ情報でパニックにあり、店頭からトイレットペーパーが消えたことがありました。

その様な事態に巻き込まれないよう、気を付けたいものです。

では、また。