本日は響ホールに「大森潤子ヴァイオリンコンサート~ヴァイオリンで語る春の名曲たち~」を聴きに行ってまいりました
ヴァイオリン大森潤子さんは、温かな春を感じさせる桜・スイトピー・芍薬などの花々を思わせるピンク色の可憐なドレス
ピアノ伴奏の中島由紀さんは、春の訪れを静かに祝い慶ぶ水面のような淡い水色やブルーグレーの水彩画のようなドレス
お二人合わさって、まるで、モネの睡蓮の絵画を思い起こしました
プログラムは
シューベルト:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ イ長調 D.574より 第一楽章
ミヨー:「春」作品18
ベートーヴェン: ピアノとヴァイオリンのためのソナタ 第五番 ヘ長調「春」作品24
このプログラムにお二人の衣装は納得です!
一曲目で感じた私の大森潤子さんのヴァイオリンの印象は、繊細!
もちろん、メロディーや楽曲によって大胆な演奏もあるとは思いますが、その部分においても、女性らしいといっていいのか、繊細さを忘れないという印象を持ちました
音楽に精通している訳ではないですし、時としてトンチンカンな感想を言ってしまう事もある私ですが、今回は、外してないような?
日本全国数あるホールの中でも、響ホールは名前に「響」をつけちゃってるだけのことがあって、演奏家の方々が口を揃えて素晴らしいと絶賛するホールです
また、北九州の観客は皆、良い人ばかりで大変演奏がしやすいそうです(笑)
確かに、地域によって客席の雰囲気って違う気がします
大森潤子さんは、10年前にも響ホーで演奏されたそうですが、10年振りの春の季節に演奏するとなった時に、一番響きの良い曲を弾きたいという事で、すぐに「ベートーヴェンの春」と決めたそうです
環境がより良い演奏を引き出してくれるという事があり、より繊細な演奏をどこまですることが出来るか挑戦をし、また、楽しむことが出来る
と言うようなコメントをされましたので、私の感想は少なくとも今回はトンチンカンでは無かったのかな?と安堵しました
アンコールは、グノー/バッハ:アヴェ・マリア
本当に、素晴らしかったです!
生の演奏は、何時でも何処でも自分の好きな時に聴きたい曲を聴くことが出来るデジタルの音楽とは違う素晴らしさがありますね
演奏者は遠くは海外なんかからも会場にやってきて、スタッフと打合せして
スタッフはそのために周到な準備をして、観客は開演時間に間に合うよう会場に出向いていって・・・・・
生の演奏会って、演奏者・場所・観客・スタッフが一体となって創りあげる物で、何が欠けても成立しない格別な事のように今回、しみじみと感じました