本ブログの「癌はこれで治る」において、がんの治療法の5番目に、
◆日光浴、入浴、空気浴、全身運動、休養等を適正に行うこと
とありましたが、「入浴」に温泉を利用すれば、より一層効果がアップするのではないでしょうか。
というのも、約20年前になりますが、私は坐骨神経痛を患い整形外科に通っていたのですが、栃木県・奥塩原にある新湯温泉のむじなの湯が神経痛に特効があると知り、3泊4日の湯治を試したところ大いに改善し、さらに4泊5日の湯治で完治し、温泉の効能に驚いた経験があるからです。
ただし、温泉だけでがんを治そうとするのは無理があるので、あくまで補助的なものと考えてください。
温泉の選び方としては、国民保養温泉地に指定されている温泉か、湯治場を紹介している本に載っている温泉を選ぶとよいでしょう。
例えば、『最新 全国湯治場ガイド』(野口冬人:著、旅行読売出版社:1989年刊)という本には、胃腸病に特効がある温泉として、群馬県の四万温泉や山梨県の西山温泉が紹介されています。
胃がんや大腸がんが見つかった方は、医者から早く手術を受けるよう迫られると思いますが、まずはこういった温泉を利用して体調を整え、様子を見てはいかがでしょうか?
というのも、手術ではがんの原因までは除去できませんし、手術で胃や腸を切除すると、体力や免疫力が低下し、結局逆効果になってしまうからです。
それよりも、湯治場は自炊できるところが多いので、抗がん作用のある食材を使って自炊しながら、毎日数回温泉であたたまり、入浴の合間には散歩で気分転換をして鋭気を養えば、自然治癒力が復活して、がんに克つことも可能になると思うのです。
また、もう手術をしてしまったという方は、創傷に特効があると紹介されている山梨県の下部温泉などを利用して、手術後の保養をするのもよいと思います。
最後に、『最新 全国湯治場ガイド』で唯一、効能に「白血病」と書かれていた、群馬県の奈女沢温泉をご紹介しましょう。この温泉は「釈迦の霊泉」として知られているそうで、様々な難病を抱えた人たちが湯治にやって来るそうです。
こういったものに余り過剰な期待を抱くのは禁物ですが、温泉は大地の恵みですから、たまにはその恵みを活用してみてはいかがでしょうか?